2025年のサイバー犯罪統計を分析した最新の報告書によると、ランサムウェアの被害者数は前年比45%増となっている。 しかしながら、最も注目すべきはその数字ではない。筆者が重要だと考えるのは、その背景にある盗まれた認証情報が主要な侵入手段として使われているという実態だ。どのプラットフォームを使っていようと、どのアカウントを守ろうとしていようと、パスワードセキュリティを真剣に考えるべき時期はとうに過ぎている。 サイバー脅威インテリジェンス企業のKELAが発表したレポート「State of Cybercrime 2026」では、漏洩した認証情報が少なくとも28億6000万件にのぼることが判明している。この中には、パスワードだけでなく、2FA(二要素認証)を迂回可能にするセッションクッキーも含まれている。驚くべきことに、これはビジネス向けクラウドサービスや認証サービスが、2025年に流出したデータ

