発売中のNumber1027号「ウマい騎手ってなんだ?」は日本ダービー直前競馬総力特集だ。 名手と謳われた故・横山富雄を父に持つ典弘の三男・武史が今年のダービーで1番人気間違いなしの馬の手綱を取る。そこで、長男・和生も含めて父子3人が一同に会し、存分に語り合った記事を特別に公開する。 初出:Sports Graphic Number 1012号「横山典弘×横山和生×横山武史「横山家、勝負師三代の教え」~受け継がれる遺伝子~」(2020年10月8日発売/肩書等すべて当時) 武史 自然な流れですよね。 和生 口に出して親に伝えたタイミングはあります。でも本当は小さい頃から自然と、いずれは騎手になるって思っていました。 典弘 馬乗りの息子として生まれて、ジョッキーという存在が当たり前の環境だったわけだから。俺が小さい頃はオヤジが負けた時は悔しいし、もちろん勝てばうれしい。自分がオヤジと一緒にレー