2007年08月09日19:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 画評 - 毎日かあさん4 出戻り編 ばらっちの作品全てに共通していること。 毎日かあさん4 出戻り編 西原理恵子 「上手に生きる必要なんて、ない」 本作「毎日かあさん4 出戻り編」は、そんな西原理恵子作品の中でも特に重要な一冊。ばらっち作で一冊といえば、もうこれに文字通りとどめを指すことになるだろう。 なにしろ、「うまく死ぬ必要も、ない」と言っているのだから。 本作品では、西原の元夫にして子供たちの父親である、鴨ちゃんこと鴨志田穣が、死ぬ。それをどう描くか見逃せる人は西原ファンには存在しないだろうが、ここでもばらっちはばらっちだった。 不器用な人生を描いてきた人が描いた、不器用な男の死とそれを見守る女は、やはり不器用だった。 この部分は本作のキモなので、それがどんなであったのかは是非自分の目で確認していただきたいが、これほ