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ブックマーク / diamond.jp (24)

  • 破局は避けられるか――福島原発事故の真相ジャーナリスト 広瀬隆

    【編集部注:稿は、2011年3月16日に掲載されたものです】 2011年3月11日、東北地方三陸沖地震が起こって、福島第一原発1号機で格納容器内の圧力が異常に上昇し、そのあと建屋が爆発。続いて3号機も同じく爆発。さらに2号機は、格納容器内にあるサプレッションプール(圧力抑制室)が破損した。破損が進めば絶望的な破局に向かう。これと並行して、日人の頭の上に大量の放射能放出を始めた。一体、何が起こったのか。 「想定外」の言葉を濫用する 電力会社とマスメディアの異常 津波そのものによる天災は、避けることができない。これは日の宿命である。しかしこの悲惨な原発事故は人災である。それを起こした責任者は、電力会社だけではなく、これまで何もこの事態を警告をしなかったテレビと、テレビに出てデタラメを解説している専門家と呼ばれる大学教授たちである。 2011年3月11日14時46分頃、北緯38.0度、東経

  • 福島原発震災――チェルノブイリの教訓を生かせ(1)

    3月13日午後8時の時点で、東京電力福島第1原子力発電所1、2、3号機、第2原子力発電所1、2、4号機と、計6基の原子炉の冷却装置が震災の影響で作動せず、「緊急事態」にいたっている。 12日には第1原発1号機の建屋が水素爆発で吹き飛び、放射性物質が外部へ飛散し、住民が被曝しているが人数などはまだ確定していない。このような事象を「原発震災」という(注①) 東京電力の沸騰水型原子炉の場合、3つの防護壁が用意されている。原子炉圧力容器、格納容器、そして建屋だ。1号機の建屋はこなごなに吹き飛んだが、厚さ1.5-2mもある頑丈な構造物だから、爆発の映像は衝撃的だった。 枝野官房長官の記者会見によれば、格納容器は損傷していないということだから、膨大な放射性物質が大気へ出たわけではない。しかし、膨大ではないが大量の放射性物質が出たことは間違いない。 現に2キロ圏内で避難の遅れていた病院と特別養護老人ホー

  • グーグルは本当に怖がるべき相手なのか~『グーグル秘録』著者 ケン・オーレッタに聞く

    グーグルはすでに、「検索サービスを主体とする広告会社」の枠を超えて新しいメディア企業となりつつある。世界中で、既存の価値観と衝突しながら“効率化”を推進し、無料のサービスで消費者の支持を得てきた。だが、そんな彼らも岐路に立たされており、新たな“脅威”に直面している――。同社の3人の共同経営者を含む150回以上の聞き取り調査を通して、社会の変化を描いた内幕グーグル秘録』(文藝春秋)の著者に、じっくり話を聞いた。「週刊ダイヤモンド」(2010年6月5日号)掲載のインタビューを、改めてロングバージョンでお届けする。(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁) ケン・オーレッタ (Ken Auletta) 調査報道ジャーナリスト、 『グーグル秘録』著者 1942年生まれ。老舗雑誌「ニューヨーカー」の記者。米ニューヨークを拠点に、30年以上、政治、経済、メディアなどの分野をカバーしてきた。

    グーグルは本当に怖がるべき相手なのか~『グーグル秘録』著者 ケン・オーレッタに聞く
  • ユーストリームはなぜ既存放送局と対立せず成長できたのか~ユーストリーム創業者2人に聞くメディア進化論

    週刊ダイヤモンド ITBizNews 業界分析で定評ある『週刊ダイヤモンド』編集部がニュース記事の中から特に注目されているIT関連分野の最新ニュース・トピックスを中心にお届けしていきます。 バックナンバー一覧 日で爆発的に普及するツイッターとほぼ同じ勢いで伸びているのが、インターネットでライブ映像を配信するユーストリーム。ウェブ対応のカメラとモバイル機器があれば、誰でも映像を全世界に発信できる。すでに日テレビ局とも接触を始めた同社の創業者2人に話を聞く。 (「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁) ユーストリーム共同創業者兼CEOのジョン・ハム氏(写真左)と同社共同創業者兼社長のブラッド・ハンスタブル氏(写真右)。Ustreamは、 2006年に米国陸軍士官学校在籍時に意気投合した両氏とジュラ・フェヘル博士の3人で創業。PCやスマートフォンを使って、撮影した動画をインターネットで“生放