いま、“10分どん兵衛”がきてます。世間にじわじわ、私の周囲では急速に拡がっている。「10分どん兵衛」とは、カップ麺「どん兵衛」にお湯を入れて10分待って食べる方法である。つまり、麺をわざとのびさせて食べるのだ。これが想像以上に美味いのである。 コシがなくなった麺は、それはそれはやわらかくてズルズルとイヤラシイ。長い間「麺はのびたら不味い」という信仰があったけど、「10分どん兵衛」はそんな常識をひっくり返した。 マキタスポーツの”発明”がラジオから拡散 この食べ方を「発明」したのはマキタスポーツ。TBSラジオの番組「東京ポッド許可局」(マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ)のなかで、マキタ局員がわれわれ2人に教えてくれたのだ。するとラジオが発信源となり、放送直後から「10分どん兵衛」が拡散され、最近では世間でも話題になっている。ラジオの力だ。 もともと「東京ポッド許可局」は食に関する