追記 この記事は,小林氏らが論文で用いた,ケイ素粉末と水との反応について水素計を使って水素発生量を評価するという方法に基づくものである。 ただ,この方法だと,発生した水素の総量の評価ができない。総量の評価は捕集してみないと正確には出てこないのである。 このため,水上置換による水素捕集も行ったところ,pH 8.3では水素(たぶん)は出ているが,腸内のpHの実測値であるpH7.4〜pH6.6では発生量は少ないかほとんど無いことがわかった。たぶん,と書いたのは,ガス中の水素濃度を定量していないから,気体が発生したことはいえるが水素が何%かまではわからない(ただ,ケイ素の系では他の発生源はないのでほぼ確実に水素ガスだろう)。 記事のタイトルは,当初は水素がほとんど出ていない,としたが,水素計で測った場合の話で,捕集すると気体は出ていたのでタイトルを改めた。 また,比較のために他の材料からの水素発生