6. システムがパフォーマンスを維持するためのメモリ管理について システムの安定したパフォーマンス発揮を維持するためには、システムを構成する各機器において適切なメモリ量が常に利用可能な状態である必要があります。 一般的に、メモリ量が十分かどうかをチェックする方法としては、物理メモリ(主記憶)の空きメモリ量のチェックが行われています。 しかし、最近のOSにおいては、システムが性能向上のためにキャッシュやバッファリングを行っているため、物理メモリの空き容量のみに着目していると性能的な影響度がはっきり見えてこないことがあります。 今回は、性能管理においてどのようにメモリを管理すれば良いのかを示します。 物理メモリの空き容量の確認方法 物理メモリの空き容量とは、マシンに装着されている主記憶用の物理的なメモリ中でプログラムやデータ等が何も割り当てられていない部分の容量を指します。何も割り当てられてい