【イスラマバード=酒井圭吾】アフガニスタン西部ニムロズ州で13日、駆け落ちした若い男女が旧支配勢力タリバンに見つかり、反イスラム教的だとして公開処刑された。 男女が住む村の宗教指導者が決定したというが、アフガンでタリバン支配の影響が強まっている状況を浮き彫りにした。 州当局によると、女性には両親が決めた婚約者がいたが、男性と恋愛をして家を出た。 その後、州内でタリバンに拘束され、村のモスク前で銃殺された。同州はタリバン勢力が伸長していることで知られる。 アフガンでは、1996年~2001年のタリバン政権時代、イスラム法(シャリーア)に基づき、公開処刑やむち打ちが行われ、国際社会の非難を浴びていた。