枝野官房長官は29日午後4時過ぎに記者会見し、政府の原子力災害対策本部の下に原子力被災者生活支援チームを発足させたことを明らかにした。 海江田経済産業相がチーム長を務め、経産省を中心に関係各省庁の事務方が結集。避難受け入れ体制、除染体制の確保、物資補給、被曝(ひばく)医療、環境モニタリング、情報提供などを行う。
枝野官房長官は29日午後4時過ぎに記者会見し、政府の原子力災害対策本部の下に原子力被災者生活支援チームを発足させたことを明らかにした。 海江田経済産業相がチーム長を務め、経産省を中心に関係各省庁の事務方が結集。避難受け入れ体制、除染体制の確保、物資補給、被曝(ひばく)医療、環境モニタリング、情報提供などを行う。
花見は自粛を=被災者に配慮必要−石原都知事 花見は自粛を=被災者に配慮必要−石原都知事 東京都の石原慎太郎知事は29日の記者会見で、東日本大震災に関連し、「桜が咲いたからといって、一杯飲んで歓談するような状況じゃない」と述べ、被災者に配慮して今春の花見は自粛すべきだとの考えを示した。 石原知事は「今ごろ、花見じゃない。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる」と指摘。さらに「(太平洋)戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい」とも語った。 都は既に、花見の名所となっている一部の都立公園について、節電などのため入園者に宴会自粛を呼び掛けている。(2011/03/29-19:12)
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、福島県いわき市にあるいわき工場を訪問、工場の被災状態を確認するとともにいわき工場での生産を維持する方針を明らかにした。 いわき工場は、放射能汚染が懸念される福島原発に近いことから日産は撤退するとの観測も出ていたが、復旧活動を続けて操業再開を目指す方針を表明した。 福島原発の問題から外資系企業のトップが相次いで日本や東京を離れたり、欧州の大使館も一時閉鎖している中、外国人トップとして異例な形でいわき工場を訪問、従業員を激励した。 いわき工場は、主に高級車などに搭載するV型エンジンを製造している。栃木工場や九州工場の社員も操業再開に向けて支援している。同工場では操業再開の見通しは立っていないものの、4月下旬にも操業を再開し、6月にフル稼働を目指す。 《レスポンス編集部》
畑には自殺した男性が作ったキャベツが並んでいた=福島県須賀川市、西堀写す 福島県須賀川市で24日朝、野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で首をつり、自ら命を絶った。福島第一原発の事故の影響で、政府が一部の福島県産野菜について「摂取制限」の指示を出した翌日だった。震災の被害に落胆しながらも、育てたキャベツの出荷に意欲をみせていたという男性。遺族は「原発に殺された」と悔しさを募らせる。 自宅は地震で母屋や納屋が壊れた。ただ、畑の約7500株のキャベツは無事で、試食も済ませ、収穫直前だった。遺族によると、男性は21日にホウレンソウなどの出荷停止措置がとられた後も「様子をみてキャベツは少しずつでも出荷しないと」と話し、納屋の修理などに取り組んでいた。 23日にキャベツの摂取制限指示が出ると、男性はむせるようなしぐさを繰り返した。「福島の野菜はもうだめだ」。男性の次男(35)は、男性のそんなつ
避難所の「さいたまスーパーアリーナ」で始まった福島県双葉町の町議会臨時会=28日午前10時33分、さいたま市、竹谷俊之撮影双葉町民の避難状況 「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市中央区)に町機能ごと移転している福島県双葉町。地元に雇用を生み出し、多額の金を落とす福島第一原子力発電所に、町も議会もすがってきた。その選択は正しかったのか。28日の臨時議会に出席した町議は、苦渋の表情を浮かべた。 午前10時半。折りたたみの机と椅子が並ぶ会議室を「議場」にして議会は始まった。議題にあがったのは、48億8600万円の2011年度一般会計予算案など。震災前の8日に提案され、審議が中断していた。 「歳入はこの通りにいくのか」と議員から指摘があった。しかし「いつ町に戻っても予算が執行できるようにしておきたい」(清川泰弘議長)と原案通り可決された。 顔をそろえた全11人の町議の中に、福島市の避難
東日本大震災の発生後、福島地検いわき支部が逮捕・送検されていた容疑者を釈放していた問題で、福島地検は29日会見し、いわき支部のほか福島地検本庁と郡山支部でも容疑者を釈放していたことを明らかにした。 地検によると、11日から16日にかけて計31人の容疑者を処分保留のまま釈放したという。地検は「釈放されたのは、窃盗、覚せい剤取締法違反、強制わいせつなどの容疑者だった」と説明している。 地検は釈放の理由について、起訴に必要な捜査や食事の提供も十分できなくなるなどと説明していた。これに対し、福島県警は29日、「震災があろうと、裏付け捜査や護送のための警察官は配置し、留置場の食事の確保もできていた。釈放の理由を警察の事情とするのは論外だ」とコメントした。
福島第1原発事故で福島県産の対象野菜の出荷停止が決まった翌日の24日朝、県中部の男性(64)が、家のそばで自ら命を絶った。水素爆発を伝える映像を見て以来、将来の不安を口にするようになっていた。 「寒いから服を着る」。24日午前5時ごろ、寝室から出た男性が妻(61)に残した最後の言葉だった。行方が分からなくなり、次男(35)が自宅周辺を捜し回った。約2時間後に見つけたが、手遅れだった。 男性の上着ポケットには歩数計の機能が付いた携帯電話。画面は約700歩を示していた。丹精込めて作ってきたキャベツ畑を直前まで見て回っていたんじゃないか。次男はそう感じた。 農薬や化学肥料の使用を極力控え、こだわり抜いたキャベツ7500個は十分に成長し、後は出荷を待つばかりだった。 「お先真っ暗。福島で野菜が作れなくなるかもしれんな」。水素爆発を伝えるテレビニュースを食い入るように見詰めながら話した。東京電力や国
【ワシントン=勝田敏彦】大地震のあとに他の大地震が誘発されるのは、元の大地震の震央の千キロ以内にほぼ限られることが、米地質調査所(USGS)などの研究でわかった。最近、世界で相次いでいる大きな被害地震は、偶然、近い時期に起きたといえそうだ。27日付の専門誌ネイチャー・ジオサイエンスに論文が掲載された。 USGSのトム・パーソンズ博士らは、1979〜2009年の世界の地震カタログを分析。マグニチュード(M)7以上の大地震が起きたとき、世界でM5〜M7の地震が起きる頻度が変化するかどうかを調べた。 その結果、大地震の震源域の長さの2〜3倍以内に当たる千キロ以内では、誘発されたと考えられる地震が増えていた。だが、それ以上離れたところではそうした傾向は見つからなかった。ただ過去の研究では、遠方でも小さな地震は誘発されることがわかっている。 昨年以降、世界では大地震が相次いでいる。昨年は1月に
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
東日本大震災写真特集 岩手県被災地 宮城県被災地 福島県被災地 福島原発特集 マニュアル見ながら放水=訓練なしで特殊車両使用−川崎市消防局 マニュアル見ながら放水=訓練なしで特殊車両使用−川崎市消防局 深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、3号機への放水を終えた川崎市消防局の緊急消防援助隊隊長らが28日、記者会見し、防護服の足に貼り付けたマニュアルを見ながら放水したことなどを明らかにした。 同隊の富岡隆統括部隊長(59)や小林英木副隊長(54)らの説明によると、放水の際、東京消防庁の屈折放水塔車を使用したが、事前に訓練ができなかったため、マニュアルを見ながらのぶっつけ本番だったという。 小林副隊長らは「隊員には(放射線は)見えないものではなく、線量計で分かるものだと教育した。隊員は冷静にミッションを遂行した。誇りに思う」と胸を張った。 一方、放水前日の24日午後6時
東日本大震災で危機的状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、東京電力は28日、敷地内の土壌から放射性元素プルトニウム238、239、240が検出されたと発表した。同社によると、検出濃度は「通常の土壌中の濃度レベル」で、人体に影響がないとしている。 東電は濃度レベルについて、冷戦時代の大気圏内核実験で日本国内に降下した量と同じ程度と説明した。 同社は福島第1原発の敷地内5カ所で、プルトニウムを測定。うち2カ所は今回の事故で放出された可能性があるとしている。 【関連記事】 【特集】緊迫!朝鮮半島〜北朝鮮が韓国・延坪島を砲撃〜 〔写真特集〕若き日の金正日氏〜知られざる素顔〜 〔写真特集〕金正日氏と金正恩氏〜権力継承への道〜 【東日本大震災特集】トップページ 〔写真特集〕東北地方太平洋沖地震
警察庁は28日、東京電力福島第1原発の半径10キロ圏内の福島県大熊町で見つかった男性の遺体収容を断念したと明らかにした。遺体に蓄積した放射線量が高く、搬送できないと判断した。圏内には他にも収容されていない遺体が残されている可能性があり、同庁は「対応策を検討したい」としている。 同庁によると、遺体は27日午前、通報を受けた福島県警の機動隊員らが、同原発から5〜6キロ離れた屋外にある作業所敷地で発見した。 遺体表面から全身除染が必要とされる「10万CPM(1分間当たりの放射線検出回数)以上」の放射線量を計測。搬送者が放射線を浴びる恐れがあるほか、搬送先にも広がる可能性があることなどから、収容を断念した。遺体は、収納袋に入れて近くの建物の中に一時的に安置したという。 【関連記事】 【東日本大震災特集】トップページ 〔写真特集〕東北地方太平洋沖地震 NTT、春闘交渉再開=早期決着で震
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