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  • 不良債権処理の認識を誤っている米国 - 新自由主義と日本蔑視 | 世に倦む日日

    10/9のNYSEがまた暴落、678ドルも下げて9000ドルを割った。終値は5年5か月ぶりの安値の8579ドル。これで7日連続の下落。昨夜のニュースで、ポールソンが金融機関に公的資金を注入する内容の記者会見をしている映像があり、このアナウンス効果で市場は落ち着きを取り戻すのではないかと予想されていたが、相場は逆の動きに出て、10日前の9/29の777ドルに匹敵する幅の大暴落となった。市場は人智の及ばぬ魔界の領域に踏み込んだ感があり、誰も次の展開を予測できない。田中宇が最新記事で書いていたように、7000億ドルの不良債権買取や公的資金注入では手当てが足りず、市場がそれを織り込み済みで、政府の対策に期待を持てないままズルズル下げているとしか説明できない。10/8の日経の記事(4面)に出ていた田幡直樹の話によると、金融安定化法の買取の対象となる米金融機関の不良債権は簿価総額で12兆ドルあり、70

    不良債権処理の認識を誤っている米国 - 新自由主義と日本蔑視 | 世に倦む日日
    Soreda
    Soreda 2008/12/07
    「あの日本でも10年以上かかった」というのが正解なのである。不良債権処理は庶民大衆から収奪する以外に解決策はないのだ。「日本の二の舞になるな」という発想は誤りで、日本の二の舞ができれば御の字なのである。
  • 吉川元忠『マネー敗戦』 - 資本輸入国が基軸通貨国となる矛盾 | 世に倦む日日

    文春新書が創刊されたのが、今からちょうど10年前の98年の10月で、その第1回配の中で特に注目を集めた作品が、吉川元忠著の「マネー敗戦」だった。98年、日は前年の山一・北拓破綻から続く金融危機の渦中にあり、不良債権処理の問題で苦悩していた。7月の参院選に敗北した橋政権が退陣して小渕政権となり、宮沢喜一が「平成の高橋是清」と称して不良債権処理のために蔵相に就任、そして10月の金融国会で「政策新人類」が立ち回って金融再生法が成立、10月23日に長銀が国有化される(12月には日債銀も)。金融国会と長銀国有化のニュースが毎日のテレビ報道を埋めているとき、「マネー敗戦」は出版された。当時、吉川元忠は、雑誌などへの論文寄稿で少しは有名な存在だったが、それが「諸君」など右翼系雑誌に限られていたため、私は一度も読んだことがなかった。今回、どうしても読み返したくなり、最後まで一気に読み通した。私にとっ

    吉川元忠『マネー敗戦』 - 資本輸入国が基軸通貨国となる矛盾 | 世に倦む日日
    Soreda
    Soreda 2008/11/22
    本来、資本輸出国と資本輸入国との関係では、資本を輸出する側がその国の通貨建てで起債し、資本輸入国が発券した債券を輸出国の貯蓄超過分が吸収する。
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