【モスクワ=遠藤良介】4月1日に予定される米オバマ大統領との初の首脳会談を前に、ロシアが核戦力を柱とする軍の増強を宣言するなど米国に対する牽制(けんせい)を強めている。 米国が対露関係の「リセット」をうたうのを機に、米国との戦略核戦力のバランスを堅持し、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を阻止するとのロシアの強い姿勢を周知させておく狙いだ。 メドベージェフ大統領はこのほど、国防省の年次会合で、「NATOという軍事機構をわが国の国境近くに拡張しようとする試みが続いている」と発言。「何よりも戦略核戦力によって軍の戦闘能力を高めることが必要だ」などと述べ、経済危機の中でも軍の近代化を急ぐ考えを強調した。
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