アルツハイマー病の早期発見と根本的な治療法の開発を目指す国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究成果が出せなくなっている問題で、東京大学は22日、会見を開き、混乱を招いたことを謝罪するとともに、責任者の教授を厳重注意にしたことを明らかにしました。 この問題は、アルツハイマー病の根本的な治療法の開発を目指し、東京大学など全国38の大学が国などの資金23億円以上を投じ進めてきた「JーADNI」と呼ばれる臨床研究で、5年にわたる研究の成果が出せなくなっているもので、東京大学の調査委員会は、患者のデータをどう扱うかなど必要な準備を行わずに研究をスタートしたことが混乱の原因だとする報告書をまとめました。 これを受けて東京大学の松本洋一郎副学長は22日会見し、「これだけの混乱を招いてしまったことは遺憾だ。大学としても真摯(しんし)に受け止め反省している」と謝罪したうえで、研究代表者の岩坪威東京大学教
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