暴力団捜査を担当していた愛知県警察本部の警部が、脅迫電話をかけられた事件の裁判で、上司の会社役員の指示で電話をかけたとされる元部下が「警察官と賭けゴルフをして17、8万円負けたことがある。外国製の車を買い与えたことや現金を渡したこともあった」と述べて、警察官との癒着の実態を証言しました。 この事件は3年前、暴力団捜査を担当していた愛知県警の警部に脅迫電話がかけられたもので、名古屋市の飲食店従業員、青木公司被告(43)が当時の上司で、風俗店などを運営するグループの実質的な経営者で、名古屋市の会社役員、佐藤義徳被告(56)の指示で電話をかけたとして、脅迫などの罪に問われています。 26日、名古屋地方裁判所で開かれた裁判で、青木被告は「警察官と賭けゴルフをして17、8万円負けたことがある。1人には外国製の車を買い与えたし、4人に現金を渡したこともあった」と述べました。 このうち、ひとりについては