ソーシャルネットワークの研究により、人々は自分に似た友人を選ぶ傾向が知られているが、最新の研究で選ばれる友人は遺伝子的にも近いことが判明したそうだ(論文アブストラクト、 The Physics arXiv Blogの記事、 本家/.)。 米イェール大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者が米国人およそ2,000人のゲノム情報を調べたところ、友人同士では見知らぬ者同士と比べて遺伝子的に共通点が多くみられたという。友人同士の遺伝子の共通性を平均すると、高祖父母が兄弟である者同士と同じぐらい似ていたとのこと。このような結果となった理由としては、遺伝子の表現型に適した環境を選ぶことで、遺伝子型が似ている人同士が同じような環境に集まっている可能性や、何らかの方法で遺伝子型の近い人を検出している可能性などが考えられるとのことだ。