マクロビオティックや代替療法の記事では、1977年に報告されたアメリカの食生活指針・マクガバンレポートで「元禄時代以前の日本の食事」を理想としたという話がしばしば紹介されている。その真相を追うシリーズの第3回。 マクガバン・レポートに関するメモ (追記あり) - 火薬と鋼 マクガバン・レポートを巡る伝説 - 火薬と鋼の続き。 過去2回のエントリで、アメリカで1977年に出された食事目標に関する報告、通称"マクガバン・レポート"の日本での紹介のおかしさについて触れてみた。 その後、実際にマクガバン・レポート(マクガバン報告)の日本語訳である『米国の食事目標(第2版) 米国上院:栄養・人間ニーズ特別委員会の提言』(食品産業センター、1980)を図書館で借りることができた。 今回は、このマクガバン・レポート(マクガバン報告)の邦訳を元に、実際のレポートがいかにマクロビオテックや代替療法の世界での