タバコを吸うことによって脳の萎縮が早くなるという話。脳萎縮は認知症などの原因となる。喫煙と脳の異変の関係について、20年間にわたり、外来や脳ドックで、延べ約5万人の脳検査を行った埼玉医科大学総合医療センター(埼玉県)神経内科の大貫学講師が解説する。「たばこを吸う人は、同年齢の吸わない人に比べ、脳の前方にある前頭葉や両側の側頭葉の萎縮が進んでいる人が多かったのです。」 そもそも健康で非喫煙者なら、脳の萎縮が目立ち始めるのは60歳代。それが喫煙者では萎縮は35歳ぐらいから始まることになる。1日20本、喫煙歴35年の55歳男性を例に大貫さんは「同年齢で非喫煙者の男性と比べて前頭葉と側頭葉を中心に脳の萎縮があり、それによる脳動脈硬化が進んでいることがわかります」という。 また、脳の萎縮は、将来の認知症につながるというから油断できない。 「最新の研究では、喫煙歴が15年を超えるとたとえ物忘れの自覚症
![タバコと脳萎縮 | Diario della ritirata 退却戦日誌 ― 柴野均のブログ日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/48b86511fc62a629e90c55cd6060ffa201279242/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F200811%2F04%2F26%2Fd0004426_2039429.gif)