金曜日、書店にフラリと立ち寄って「帰ってきたヒトラー」を買おうか、電子書籍化を待とうかと考えていたら町田洋の「夜とコンクリート」が出てることに気づいて慌てて買いこんだ(「帰ってきたヒトラー」は保留)。 ・電脳MAVO 町田洋 ↑リンクから無料で「夏休みの町」「青いサイダー」「夜とコンクリート」の3話(「夜とコンクリート」にも収録)が読めるので時間があればどうぞ。 【スポンサーリンク】 シンプルな描線と雰囲気のある描写。 まったりと静かに描かれる日常に少し不思議な要素が加わることで物語を展開させる。 別の世界から友人を追ってやってきたパイロット、子どもの夢に出てくる謎の「島さん」、ビルの声が聞こえる青年。 端整に描かれた日常にそれらの普通でないことが加わり、何か起きたり、起きなかったりもする。 世界の運命がかかっているような大事件ではないが、しかし誰かにとってはとても重要だったりする出来事。