ヱヴァンゲリオン新劇場版:Qを観てきた。本当はもう少しほとぼりが冷めた頃に観たかったのだが、どうしようもなく我慢できなくなって結局公開2週目での観賞となった。都心を避けて住宅地のシネコンで観たけれど、言うまでもなく満席だった。エヴァTV版放映中は赤ん坊か、まだ生まれてないんじゃないの?と思うような小中高生が多かったように思う。私の隣の席には20歳前後の女の子が一人でぽつんと座っていた。 ■「期待していたものと違った」人は一体エヴァに何を期待していたのか? Qの感想を調べてみると、案外評判が悪い。おそらく新劇場版:破を観て、エヴァを勘違いしていたのではないか、と思う。エヴァは単純にストーリーを追って楽しむような作品ではない。 Qの根幹にあるのは、「助けたいと思った人が助かってなくて、しかも自分がしたことのせいでたくさんの人が傷ついた。もう何もしなくていいって言われるし、いったい僕はどうした