2018年4月現在ではブロックチェーンといば仮想通貨を支える技術という印象が強い気がしますがもちろん同技術は金融にとどまらず色々な領域に活用されていくものです。そんな一例として気になる海外サービスを見つけました。次世代出版プラットフォーム「Publica」です。本稿では既存の出版業界の仕組みや既存サービスに触れながらPublicaの何が新しく、それがどのように出版のあり方を変える可能性があるのかについて考察しようと思います。 ■Publicaとは? 簡単にいうとPublicaは、独自のトークン「PBL」を使い、 著者が読者から直接本の代金を受け取れる仕組みです。実際に本ができあがるまでの流れを見るとわかりやすいです。下記の図と併せて御覧ください。 まず作品を形にしたい作家は必要な費用を算定してPublica上で クラウドファンディングを実施し、興味を持った読者から資金をPBLで集めます。支