前回、台湾の英語教育事情をお伝えしました。今回は最新の台湾事情をお伝えします。 台湾において、英語教育が盛んなことは前回もご紹介しました。台湾では、「語学教育は早ければ早いほうがよい」と考える保護者が多数を占め、多くの保護者が、小学校4年生(一部小学1年生)からの英語学習開始をまたず、子どもを語学学校に通わせたりバイリンガル教育を行う幼稚園に通わせたりと早期教育を行っています。 また、台湾では多くの共働きの家庭でタイ人、フィリピン人やインドネシア人の家政婦を雇っていますが、英語の話せるフィリピン人の家政婦は給与も高く雇われるそうです。これもみな子供たちが英語に触れる機会を増やそうというニーズが影響しています。 ところが、ある調査で台湾人の母国語力低下が明らかになりました。台湾も中国も同じ中国語(漢字・発音は地域によってことなります)を母国語としていますが、台湾の小学6年生の母国語レベルが