「TikTok」などを運営する字節跳動(バイトダンス)のLinuxカーネルエンジニアであるCong Wang氏は、Linuxカーネルのトップ開発者が集まる招待制のカンファレンスであるLinux Plumbers Conferenceで、ワークロードに合わせて最善の結果が得られるように、人工知能(AI)と機械学習を使ってLinuxカーネルをチューニングすることを提案した。 一般的な話で言えば、Linuxカーネルはほぼどのようなタスクにも問題なく使えるが、特定の作業で最大の効果を上げるには、微調整して最善の結果が得られるようなパラメーターを設定する必要がある。ただし、このアプローチには1つだけ小さな問題がある。それは、パラメーターの数が何千にも及ぶことだ。Linuxの専門家であっても、最適なパフォーマンスを得るためのチューニング作業には時間と手間がかかる。しかも、ワークロードが変われば、また別
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