23日午後8時45分ごろ、和歌山県田辺市湊の県道で、駐車中の無人の軽乗用車が突然後退し、路上を歩いていた田辺や和歌山の市議3人がはねられ、出水豊数・田辺市議(62)=田辺市中辺路町栗栖川=が肋骨(ろっこつ)を折り、和歌山市議2人が打撲などの軽傷を負った。県警田辺署が事故原因を調べている。 同署によると、現場は平坦(へいたん)で、同市内のパート従業員の女性(55)が軽乗用車を路上に駐車し、その場を離れていたといい、出水市議は軽乗用車と飲食店のシャッターに挟まれた。 3人はともに公明会派の所属で、会合で食事をした後、徒歩で駅に向かっていたという。現場はJR紀伊田辺駅から西約100メートル。