埼玉県は5日、所沢市と入間市の直径3キロの範囲で計90羽のカラスの死骸が見つかったと発表した。 いずれも目立った外傷はなく、鳥インフルエンザの簡易検査は陰性という。県は今後、国立環境研究所(茨城県つくば市)に調査を依頼し、詳しい死因を調べる。 県みどり自然課によると、4日午前、所沢市東狭山ヶ丘の学校プールサイド付近で複数のカラスが死んでいるのを教員が見つけた。連絡を受けた同市と県が翌5日までに39羽の死骸を確認。さらに、同市内の別の地域と隣の入間市の2地域で、計51羽の死骸が発見された。このうち一部を検査したところ、農薬などの化学物質は検出されなかった。 県内では3年前にも、入間、狭山、所沢、熊谷の4市で、100羽超のカラスが死んでいるのが見つかっており、このときの原因は細菌性腸炎による衰弱死と推測された。同課の担当者は「時期や地域など、発生状況が似ている」と話している。 同課では、野鳥の
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