鉄道の駅からごみ箱が姿を消している。以前からテロ対策で封鎖や撤去が求められることが多かった上、家庭ごみを持ち込むなどマナー違反が後を絶たないためだ。コロナ禍で使用済みマスクが捨てられる衛生上の問題で撤去の動きが広がり、首都圏の主要な11事業者のうち、ごみ箱が残るのはJR東日本のみとなっている。(米山理紗) 使用済みマスク ごみ箱が撤去された西武新宿駅のホーム。自動販売機の横にメーカーが設置するリサイクルボックスだけが残る(18日、東京都新宿区で) 「ゴミは持ち帰りましょう」。2021年3月から駅のごみ箱を全て撤去した西武鉄道の西武新宿駅のホームには、貼り紙が貼られている。自動販売機の隣には飲料メーカーが置くペットボトルや缶、ビンのリサイクルボックスはあるが、使ったティッシュペーパーなどのごみは捨てる場所がない。 同社は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて20年4~6月、ごみを介した
![駅からゴミ箱消える、首都圏10事業者が撤去…家庭から持ち込み絶えず](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d3d4c564f05186aedabd6cd6bbc4db9854a09e0f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fmedia%2F2023%2F01%2F20230120-OYT1I50086-1.jpg%3Ftype%3Dogp)