イーロン・マスクのスペースXが宇宙船「ドラゴン」のエンジンテストで開発レベルをクリア2015.11.17 17:30 塚本直樹 民間企業による有人宇宙飛行が現実に近づいています。 イーロン・マスクが率いる宇宙開発企業「スペースX」。そのスペースXが有人飛行用宇宙船「ドラゴン」の推進システムに使われるエンジンのテストをテキサス州マクレガーの試験場で無事成功させました。 このエンジンは「SuperDracos」と呼ばれています。ドラゴンはこのSuperDracosを4ペア、合計8基搭載する予定です。これらのエンジンは合計で54431kg(12万ポンド)の推進力で、緊急時にはドラゴンを1.2秒で時速約160km(時速100マイル)まで加速させることができます。 これまでドラゴンはISSへの物資の運搬に使われてきました。しかし、本来は宇宙飛行士を7人搭載できる能力があります。このSuperDrac
宇宙ロケットのジャンク屋と聞くと、どんなものを想像するだろうか。 自動車でもコンピュータでもなく、宇宙への輸送手段であるロケットや、宇宙に送り届けられる宇宙船、さらには地上設備のジャンクや余剰品を扱った店舗。 宇宙技術自体は、今に直接つながるものに限定しても1950年代からあるわけだから、ジャンク・余剰品が世に出ていても不思議ではない。しかし、実際に町のジャンク店で、宇宙機を見ることがないのは、今のところ量産される性質のものではないからだろう。それこそ、機動戦士ガンダムの「宇宙世紀」にでもなって、人間が宇宙で日常的に活動しなければ、「宇宙ロケットのジャンク屋」は存在しにくいのだ。 そんな中で、世界でたった一つ専門店が存在している。アメリカ・カリフォルニア州ロサンジェルス近く、ノースハリウッドで半世紀以上も営業を続ける「ノートンセールス」。今となっては、歴史の生き証人ともいえるこの店を、つい
テザーつき人工衛星の想像図 テザー推進(テザーすいしん、英: Tether propulsion)では、宇宙機等について、長く強靭な紐(テザー)を使って軌道変更を行うする手法ついて解説する。ロケット推進などとの対比から「推進」という語が使われるが、力学的には推すのではなく引くタイプの推進方式である。テザー推進は、原理的に推進剤の消費がないという利点があるが、電流を使う方法では発電のために燃料を消費する場合がある。 実現に至ったテザー推進としては、MAST (Multi-Application Survivable Tether) による実験がある。2007年現在では、ダイニーマなどの結晶質プラスチック繊維をテザーに使うことがある。将来的には、少なくとも60GPa以上の張力強度が期待されているカーボンナノチューブなどの材料が検討されている。 テザー推進の種類[編集] 電気力学的テザー[編集]
ドラゴン(英語: Dragon)は、アメリカの民間宇宙企業スペースX社により開発された無人宇宙船である。アメリカ航空宇宙局 (NASA) との商業軌道輸送サービス (COTS) の契約により開発され、国際宇宙ステーション (ISS) への物資補給に用いられた。同じくスペースX社が開発したファルコン9ロケットにより打ち上げられた。2010年12月に初の試験飛行を行い、軌道を2周したのち帰還し、商業的に開発され運用された民間宇宙機としては史上初となる回収に成功した。2012年5月には、同様に民間機としては史上初となるISSへのドッキングにも成功している。2020年4月に最後のミッションを終え、後継機となるドラゴン2にその役目を引き継いだ。 ドラゴンの名前は、ピーター・ポール&マリーの楽曲"Puff The Magic Dragon"(日本では「パフ」のタイトルで童謡として知られており、同曲を元
TKSの断面図。太線内が与圧区画。 コスモス1443号の帰還カプセル。 TKS(ロシア語: ТКС, Транспортный корабль снабжения)(直訳すると「補給輸送船」を意味する)は、1970年代から1980年代にかけてソビエト連邦が使用した、宇宙ステーションへの人員・物資補給用の宇宙船。ソユーズ宇宙船の2.5倍以上[1]の重量を持ち、打ち上げにはプロトンロケットが用いられた。 1965年、ソ連はアルマースと呼ばれる軍事宇宙ステーションの開発を始めた。これに人員や物資を輸送する手段として作られたのがTKSである。試験飛行は1976年に始まり、1981年には無人の補給ミッションの準備が整った。 しかしアルマース計画は1978年の時点で既に中止されていた。TKSは代わりに非軍事目的のサリュート6号と7号への補給に用いられたが、3回飛行しただけで1985年に退役した。乗員3
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