光産業創成大学院大学、トヨタ自動車、浜松ホトニクス(浜ホト)らは7月26日、核融合燃料に対向して設置したレーザーから強度を変えて3段階で対向2ビーム照射することで、効率のよい核融合燃料の加熱機構を発見したと発表した。 同成果は、光産業創成大学院大学、トヨタ自動車先端材料技術部、浜松ホトニクス中央研究所、豊田中央研究所、名古屋大学未来社会創造機構、レーザー技術総合研究所、米国ネバダ大学リノ校、産業技術総合研究所らの研究グループによるもので、7月28日付けの米国科学誌「Physical Review Letters」に掲載される予定。 核融合を人工的に起こすには、磁場を用いる方法とレーザー光を用いる方法が提案されている。今回の研究では、レーザー光を用いる方法のひとつであり、核融合燃料の圧縮によるコアの形成後にヒーターパルスレーザーでコアの加熱を行う「高速点火方式」を採用。 まず、直径500μm