中国が去年秋に行った大規模な演習について、アメリカ軍の当局者は、中国軍が自衛隊との激しい戦闘の末、沖縄県の尖閣諸島を奪うことを想定していたとして、中国が尖閣諸島上陸のための軍事作戦に力を入れ始めていると指摘しました。 これは、アメリカ海軍の太平洋艦隊司令部で情報部長を務めるジェームズ・ファネル大佐が、今月13日に西部カリフォルニア州で開かれたシンポジウムで明らかにしたものです。 この中で、去年秋に中国軍が中国南部で行った大規模な演習について、「さまざまな部隊が参加した大規模な上陸作戦で、尖閣諸島や琉球諸島南部を奪う想定としか考えられず、中国軍は東シナ海で自衛隊と短期的に激しい戦闘を行い、打ち破る任務を新たに与えられたと分析している」と述べました。 中国軍は長年、台湾に対する上陸作戦の能力を向上させてきましたが、ファネル大佐は、日本との間で沖縄県の尖閣諸島を巡る緊張が高まるなか、尖閣諸島上陸