年末に買って、通勤電車の中でちびちびと読んでいる本。 歴史小説家の佐藤賢一の「小説フランス革命」。 10巻刊行予定だそうで、第1巻「革命のフランス」、第二巻「バスティーユの陥落」が昨年末に同時刊行されている。 小説フランス革命のサイトも興味深い。 http://www.shueisha.co.jp/fr/ 佐藤賢一氏の著書は「双頭の鷲」「カエサルを撃て」そして「二人のガスコン」しか読んでおらず、氏についてどうこう語れるほどのものではないのけれど、 彼の作品は、佐藤賢一節とでもいえるだろうか、文章を読んでいると時代劇を観ているような明快な語り口で、登場人物たちが実に躍動感をもって描かれている。 『ウィキペディア（Wikipedia）』で彼の作風について… 「歴史学で博士課程を満期退学しただけに、フランス語史料も駆使した緻密な時代背景の描写はまた、地の文から切れ目無く独白に入り、最後にカギカッ