DIGNO DUALがユニークな点は、国内のAndroidスマートフォンでは唯一、PHSと携帯電話という2つの電話番号(IP電話を除く)を持っている点だ。ただしPHSは音声通話のみが利用可能で、データ通信は3GとWi-Fiを用いる。イメージとしては、3G対応のAndroidスマートフォンに、PHSの通話機能を追加したようなモデルだ。 こうした構成について川居氏は、「スマートフォンも使いたいが、ウィルコムの『だれとでも定額』も活用したいというユーザー向けに企画したため」と話す。スマホといえばPCに近いネット利用がメリットの1つだが、DIGNO DUALはPHSの利点を生かした音声通話にシフトした製品というわけだ。 もちろんそれは、ソフトバンクグループに入り、定額通話サービスのだれとでも定額で事業再建を進めるウィルコムのビジネスモデルともマッチする。市場環境の変化に合わせ、だれとでも定額の利用
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