「何が大事か、分かる年齢でしょう」。仙台高裁で13日あった自動車運転過失致死傷事件の控訴審判決公判で、遅刻して出廷した被告の女(70)=山形市=を裁判長が厳しく諭す一幕があった。 女は午後1時10分の判決言い渡し時刻を過ぎても法廷に姿を見せず、検察官は「自分の刑事裁判の判決に遅れるとは不届き千万だ」と憤慨。到着後に遅刻の理由を釈明させるよう、志田洋裁判長に求めた。 約10分遅れて出廷した女に志田裁判長は控訴棄却を言い渡し、一審山形地裁と同様、禁固10月の実刑とした。その後、遅刻の理由を尋ねられた女は「昼食場所が込んでいて…」と弁解した。 志田裁判長は「二審でも刑務所に行く判決が出るかもしれないのに、食事とどちらが大事なのか」と一喝。「被害者への賠償も済んでいない。常識をわきまえた対応をしてほしい」とたしなめ、女は平謝りだった。 判決によると、女は昨年7月13日午後、山形市の国道13
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