[東京 16日 ロイター] マネックスグループ8698.Tの松本大社長は16日、ロイターとのインタビューに応じ、日経平均が8400円台まで急落するなど国内株式が大幅に下落している中で、個人投資家からの証券口座の開設の申し込みが通常の5倍程度に急増しているという現象が起きていることを明らかにした。株価下落で損失を抱えている既存の個人株主とは対照的に、安値とみた新規購入者が増大しているとみられる。 インタビューでは、金融不安の影響で景気後退が確実視されている米経済の行方にも言及し、景気回復までに今後2-3年はかかるとの見通しを示した。 また、2つの米大手投資銀行が銀行の管理下に入ったことの影響について、レバレッジの比率を下げることになるため、積極的にレバレッジをかけなかった1980年代─90年代半ばの投資銀行の姿に戻ると述べたが、いずれは収益性を追求するビジネスモデルが復活する可能性があると語