2019年1月12日のブックマーク (3件)

  • 「日本のヒルビリー」だった私|高井宏章

    年が明け、いよいよ受験シーズンだ。 この季節になると、大学進学のきっかけになった中学時代の友人との会話を思い出す。私の人生のコースを大きく変えた、何気ない一言を。 「どこにいるの?」という人々もう何年も前、某バリバリのエリートの方と雑談していて、ふいに「最近、車の免許の更新に行ったんですよ」という話題になった。 その方は笑顔で何気なくこう言った。 「あれ、普通に生きてたら接点のない、ビミョーな人たちと時間と空間を共有する貴重な機会ですよね。『僕たち、会ったことないよね? みんな、普段どこにいるの?』って感じで…」 彼の目は「ねぇ、高井さん」と同意を求めていた。私はあいまいな作り笑いでやり過ごした。 この人は紳士的なナイスガイで、気が合う話し相手だ。 それだけにこの発言には軽いショックを受けた。 なぜなら、私は、その「どこにいるの?」という社会階層で育ったからだ。 見た目がシュッとしてて(←

    「日本のヒルビリー」だった私|高井宏章
    Syu-M
    Syu-M 2019/01/12
  • 『日本国紀』監修者・久野潤氏の反論に応える②

    前回に引き続き、『日国紀』の監修者の一人である久野潤氏の反論に応答する。 私は12月11日の朝日新聞朝刊のコラムで「私の見る限り、古代・中世史に関しては作家の井沢元彦氏の著作に多くを負っている」と指摘した。 通説と思いつきの同列やめて これに対し久野氏は 「すでに校正段階で筆者もその件で百田氏に直接尋ねたところである。自らの知見に基づいて部分的に井沢説を採りつつ論を展開するのは、百田氏の著作である以上自由であろう。」 と反論している。 ただ私の見る限り、同書の古代・中世パートで通説と大きく懸け離れた主張を展開している部分は、古田武彦氏の九州王朝説を除くと、井沢元彦氏の著作に大きく依拠している。百田氏の独自説というと、「百済は日の植民地に近い存在だった」ぐらいではないだろうか。 井沢元彦説をつまみい 17pなどは「作家の井沢元彦氏は~」と書き出しているので問題ないが、明記していない箇所

    『日本国紀』監修者・久野潤氏の反論に応える②
    Syu-M
    Syu-M 2019/01/12
  • 『日本国紀』監修者・久野潤氏の反論に応える①

    百田尚樹氏が昨年11月に出した『日国紀』は現在8刷60万部に達したらしい。だが売り上げ絶好調の反面、『日国紀』への批判は少なくない。かくいう私も朝日新聞で連載しているコラムで『日国紀』の問題点を指摘した(リンク先全文は有料会員のみ)。 ・百田氏新作、過激と言うよりは ・通説と思いつきの同列やめて ・足利義政のイメージは当か ・誤解生む「日文化」の絶賛 一連の批判に対し、『日国紀』著者の百田氏や担当編集者の有香氏は「嫉妬」「暇人」「揚げ足取り」などと揶揄する程度で格的な反論は行っていない。しかし先日、『日国紀』の監修者の一人である久野潤氏が『日国紀』批判への反論を行った。 百田尚樹『日国紀』をコンナヒトタチに批判されたくない(iRONNA) この記事の中で私も名指しで反論されているので、久野氏の反論に応答したい。 校閲は結果が全て 『日国紀』は刊行直後から事実誤認や記

    『日本国紀』監修者・久野潤氏の反論に応える①
    Syu-M
    Syu-M 2019/01/12