働く人たちに景気の実感を聞く先月の景気ウォッチャー調査は、景気の現状を示す指数が大幅に悪化し、8年5か月ぶりの低い水準となりました。消費税率引き上げ後の売り上げの減少や台風19号など災害の影響を懸念する声が相次いだためです。 これは、前の月を10ポイント下回って3か月ぶりに悪化し、2011年5月以来、8年5か月ぶりの低い水準となりました。 調査では家電量販店やデパートから「駆け込み需要の反動で来店客や販売が落ち込んだ」という声や、レストランから「増税で客の節約志向が強まっている」といった声が寄せられました。 また、台風19号による豪雨などの災害で被害が出た地域の飲食店やホテルからは「予約のキャンセルが相次いだ」などと災害の影響を懸念する声もありました。 こうしたことから内閣府は「このところ回復に弱い動きがみられる」という判断を据え置きました。 一方、景気の先行きを示す指数は43.7で、前の