全国の書店員たちが「いちばん売りたい本」を投票で選ぶ、ことしの本屋大賞は、ピアノ調律師の青年の成長を描いた宮下奈都さんの小説、「羊と鋼の森」が受賞しました。 12日夜、東京・港区で受賞作が発表され、ことしは宮下奈都さんの「羊と鋼の森」が受賞しました。 この作品は、北海道の山あいで育った青年がピアノの音に魅せられ、ピアノの調律師として成長していく物語です。心の中にある理想のピアノの音を追い求める青年が職場の先輩や客たちとの交流を通じて、悩んだり励まされたりしながら自分の道を見つけ出していく姿を、繊細でみずみずしい文章で描いています。 作者の宮下さんは福井県出身の49歳。上智大学を卒業し、菓子メーカーに勤めたあと、平成16年に3人目の子どもを妊娠中に執筆した「静かな雨」が文芸雑誌の新人賞の佳作に選ばれデビューしました。 今回大賞に選ばれた「羊と鋼の森」は、受賞はならなかったもののことしの直木賞
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