出張料理人という一風変わった職業でテレビでも特集されたことのある新羅彩乃さん。小学生で料理人なることを志し、18歳でその夢を叶えた彼女はひとつの場所にとどまらず「やりたいこと」に挑戦し続けてきました。目標に向かって進むために必要なことや秘訣をうかがってみました。 「社長になってお金を稼ぐ」が夢だった小学生時代 ――新羅さんが料理人になると決めたのは小学生だったそうですね。 私が小学5年生のときに母親が出産入院したんです。そのとき、仕事で忙しい父、部活で帰りが遅くなる兄、姉の代わりに私がご飯を作ったら「美味しいね」と言われるのが思った以上に嬉しくて。当時から「社長になってお金を稼ぎたい」という野望があったので、料理人だったら早く1人前になれそうだし、社長への道も近いかなと思ったんですよね。 ――確かに、企業の社長になるより、料理人で独立して社長になるのが早そうなイメージですものね。それで、料