家電製品や通信機器をはじめ、組み込み機器へのLinux搭載はますます広まっています。Linuxで組み込み機器を開発するには、機器だけでなく、Linuxのライブラリやデバイス、Linux上のアプリケーション開発などの知識や技術が必要です。本連載では、組み込み機器を実際に開発する作業を通して、これらの知識や技術を詳しく紹介します。 デバイスの開発には、組み込みLinuxで今注目の「Android」を使います。Androidは米Google社とOpen Handset Allianceが開発しているモバイル機器向けLinuxです。パソコンやカーナビなど各種機器への搭載も期待されています。本連載では、Androidのアプリケーション開発の知識や技術も解説していきます。 開発する機器は、「拡張現実感」(Augmented Reality:AR)を実現するデバイスです。拡張現実感とは、現実の状況にコン
![拡張現実感デバイスを作ろう(1)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)