はじめて痴漢をしたのは大学生2年生、満員電車での通学中の時だった。 満員電車でいつも俺は「女が近くにいると冤罪かけられそうで怖い」って思ってた。 でもその日は違っていて、近くに女子高生がいたんだけど「冤罪怖い」とは思わなかった。 「あれ、普通に触れるんじゃね?」って思ってしまった。 おそるおそるお尻に手を出してタッチするも女子高生は何も言わない。 やばいことしてるという思いがありつつも結局女子高生が降りるまでは手が止まらなかった。 こんなに簡単に触れるんだ。 俺は彼女いない歴年齢、女友達もなし、風俗にも行ったことない。女性に触れる日なんか一生来ない と思ってたのに。満員電車でちょっと手を伸ばすだけで! そして、自分でも不思議な感情があった。 痴漢した帰り道に記憶に残っていたのは女子高生のお尻の感触ではなかった。JKが電車降りる時の怯えた表情だった。あのなんとも言えない硬い表情。 怖がってい
『山岸凉子原画集 奏』(山岸凉子 著) 「まさか50年も漫画家をやれるとは思ってもいませんでした。仕事がなくなってしまう自分をいつも想定して身構えて描いていましたから。これまでは自分の思い通り、やりたい通りに漫画を描いてきたので、編集さん泣かせでした(笑)」 『日出処(ひいづるところ)の天子』や『アラベスク』など数々の少女漫画の傑作を世に送り出してきた山岸凉子さん。画業50周年を記念した『山岸凉子原画集 奏(かなでる)』には、初期の作品から現在「モーニング」で連載中の『レベレーション(啓示)』まで、自ら選んだカラー作品20点が収められている。高精度の複製原画はあえて製本せず、「帙(ちつ)」という布張りの豪華なケースに収められ、書店での販売はしない完全受注生産。直筆のサイン入りだ。このような豪華な画集が出版されるのは漫画家では極めて稀である。 「こうした画集に入れる絵はだいたい決まっています
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