役員報酬の未払計上は可能か？－その1－ - 三浦繁 [マイベストプロ東京]役員報酬の未払計上は可能か？－その1－ 今回は役員報酬の未払計上は可能かどうかという点について、書いていきたいと思います。 （この問題については気になる人も多いのか、検索エンジンで「役員報酬 未払計上」と検索したら、たくさんの検索結果が表示され、中には税理士が実名で回答している例もありました。） 以下のような事例を設定します。 ■ 事例 当社（3月決算法人）は従業員給与を末締めで計算し、翌月10日に支給している。 また、給与計算事務の効率化の観点から、役員報酬についても、末締めとし、翌月10日に支給する事としている。 さて、ここで平成24年3月期の決算を迎えた際に、3月締め4月10日支給分の役員報酬について未払金を相手勘定として計上したが、この処理について法人税法上の問題があるか。 この事例について、以下の2つの観点から損金算入の可否を検討したいと思います。 （尚、本コラムで役員報酬の未払
