概要 Goにはsync.PoolというFreeListの仕組みがあります。 役割としては既に割り当てられたメモリが不要になった時、解放する代わりにListにとして保持しておいて、メモリが必要になったらそこから取るというものです。なのでGCコストやメモリのallocationコストを省くことが可能になります。 またgoroutine-safeであるので並列処理でも問題ありません。 環境 go 1.7.4 どんなところで使われている? 標準パッケージのfmtやloggerライブラリなどでよく見ます。 一定の文字列を保持してから書き込む、という処理を何度も繰り返すので、毎回メモリを確保するよりFreeListを持って再利用することでGCコストやメモリのallocationコストを省いているのが分かります。 使い方 以下のような流れです。 sync.PoolのNewに、FreeListを新規作成す
会社のBlogにも書いたのですが、ISUCON 8 予選で負けてきました。 さて、 ISUCON の初期実装の定番として、初心者が書いたようなSQLやコードになっている点が挙げられます。 今回の Go の初期実装もその定番にもれず、初心者がやりがちな、Goの良さを殺してしまうコードがありました。 今回負けた反省点の一つとして、アプリの書き換えを二人でやっていたのでコンフリクトを恐れてそのリファクタリングを怠ったというのもあります。 Goで本戦に参加されるチームの方にはぜひこれを克服してもらいたいと思います。 アンチパターン: 長い無名関数 例: https://github.com/isucon/isucon8-qualify/blob/9d7890f5433bdaf2cec75b4cdf1ebd0d9a531281/webapp/go/src/torb/app.go#L404-L492
こんにちは、アプリケーション基盤チームの青木(@a_o_k_i_n_g)です。 一般的な Web アプリケーションがそうであるように、サイボウズのグループウェアにも画像をサムネイルで表示する機能があります。サイボウズでは日々数万件やそれ以上のサムネイルを生成しており、それらは全て ImageMagick によって生成されていました。 そこで得た知見はこちらの記事で公開されています。 blog.cybozu.io しかし現在、サイボウズから ImageMagick は消え去りました。その理由と、我々が取った代替手段について紹介します。 ImageMagick を外した理由 言うまでもなく ImageMagick は優秀なツールで、画像変換に関する何らかのサービスやツールを作る場合には採用の第一候補になることでしょう。あらゆる画像フォーマットに対応し、出力画像をきめ細かに制御できる膨大なオプシ
バイナリエディタを作りました。 インストールはHomebrew brew install itchyny/tap/bed または以下のコマンドでできます。 go get github.com/itchyny/bed/cmd/bed なぜ作ったのか 私は昔からファイルフォーマットに興味があり、画像ファイルやPDFファイルのフォーマットを調べるのが好きでした。 最近も圧縮ファイルのフォーマットを趣味で調べたりしています。 コンパイラ技術にも興味があり、ゆくゆくは実行ファイルを生成したりしたいなという思いもあります。 バイナリファイルをエディットするにはバイナリエディタが必要となるわけですが、自分の手に馴染むUIを持つエディタがありませんでした。 私は実はVimというエディタが好きなので、Vimのようなインターフェースを持ち、ターミナルの中で動くエディタを探したのですが、なかなかありません。 b
最近は、GoバイナリのGitHubリリースにgobump、ghch、goxz、ghrを利用している。これらのツールを組み合わせることで、repairableな形でリリース作業を自動化できる。 GoバイナリのGitHubリリースに一般的に必要な一連のプロセスを分解すると、下記のようになる。 バージョニング CHANGELOGの生成 クロスコンパイル: Linux、OSX、Windows用バイナリの作成など パッケージング: tar.gzの作成など GitHub Releaseへのアーカイブアップロード 各ステップを担当するミニマムなツールを組み合わせ、一連のプロセスを実行できる。*1 gobump: https://github.com/motemen/gobump バージョニング ghch: https://github.com/Songmu/ghch CHANGELOGの生成 goxz:
当社はCookieを使用して、お客様が当社のWebサイトでより良い体験を得られるようにしています。引き続き閲覧する場合は、プライバシーポリシーに同意したことになります。
The Intel Management Engine (ME), which is a separate processor and operating system running outside of user control on most x86 systems, has long been of concern to users who are security and privacy conscious. Google and others have been working on ways to eliminate as much of that functionality as possible (while still being able to boot and run the system). Ronald Minnich from Google came to P
httputilのReverseProxyを使うgo言語でリバースプロキシを立てるには、httputilパッケージにあるReverseProxyを使うと簡単。 ReverseProxyはhttp.Handlerインタフェースを実装していて、http.ServerのHandlerに渡せる。 以下はlocalhost:9000のリクエストをlocalhost:9001に移譲する処理。 package main import ( "log" "net/http" "net/http/httputil" ) func main() { director := func(request *http.Request) { request.URL.Scheme = "http" request.URL.Host = ":9001" } rp := &httputil.ReverseProxy{Direc
ちなみに今回のコードはそれほど実用性はありません。ここまで頑張って、シングルトンぽいことを実現する必要性は感じられないからです。サンプルコードはこちら。 https://www.github.com/Songmu/go-sandbox/ Goでシングルトンを実現する方法として以下の様なコードが良く見られます。 package singleton import "sync" type singleton struct{ } var ( instance *singleton once sync.Once ) func GetInstance() *singleton{ once.Do(func() { instance = &singleton{} }) return instance } このコードのグッドポイントとしては、 sync.Once を使っていること。以下のように素朴に nil
Go 言語の vendoring ツールとして Glide を使い始めました。 Masterminds/glide: Package Management for Golang vendoring とは vendoring とは、アプリケーションが依存する 3rd-Party パッケージ/ライブラリのソースコードそのものを自身のレポジトリに含めて管理する試みのこと、を指す用語の模様です(たぶん)。 Node.js における package.json に依存関係が書かれている状態だけでは vendoring ではないです。node_modules ディレクトリ自体をレポジトリの管理対象に含めることで vendoring ができている状態、と言えるようになります。 Node.js (というか npm) に限らず、node_modules 的な役割のディレクトリは .gitignore で無視す
Go言語のDependency/Vendoringは長く批判の的になってきた(cf. “0x74696d | go get considered harmful”, HN).Go1.5からは実験的にVendoringの機能が入り,サードパーティからはDave Chaney氏を中心としてgbというプロジェクベースのビルドツールが登場している.なぜこれらのリリースやツールが登場したのか?それらはどのように問題を解決しようとしているのか?をつらつらと書いてみる. Dependencyの問題 最初にGo言語におけるDependecy(依存解決)の問題についてまとめる.Go言語のDependencyで問題なのはビルドの再現性が保証できないこと.この原因はimport文にある. Go言語で外部パッケージを利用したいときはimport文を使ってソースコード内にそれを記述する.このimport文は2通りの
This document contains the transcript from a presentation titled "So You Wanna Go Fast?" by Tyler Treat. Some of the key topics discussed include measuring performance using tools like pprof, how different language features in Go like channels, interfaces, and memory management can impact performance, and techniques for writing concurrent and multi-core friendly code in Go like using read-write mu
先日Go1.9beta1がリリースされました。 Go 1.9 Beta 1 is released! Announcement:https://t.co/lV5nvXwOoR Get it!https://t.co/2LhlOo2EtX#golang pic.twitter.com/zm09DwX93q — Go (@golang) 2017年6月14日 Go 1.9 Release Notes 型エイリアスのサポート、math/bitsパッケージ、 sync.Map型など、 今回のアップデートでも便利そうな機能が追加されます。 詳しくはtenntennさんのGopher Fest 2017参加レポートをどうぞ。 今回のリリースノートを見て、個人的に注目しているのはMonotonic Clocksのサポートです。 他の機能追加はTwitterとかで見かけるけど、 Monotonic Cl
1. Goroutineと Channelから はじめるGo言語 ver. 5 2015/11/26(木) @「最近、Go言語始めました」の会 The Go gopher was designed by Renee French. The gopher stickers was made by Takuya Ueda. Licensed under the Creative Commons 3.0 Attributions license. 2. アジェンダ ● 自己紹介 ● Goとは? ● Goroutineの基本 ● GoroutineとChannel ● 複数のChannelを扱う ● ファーストクラスオブジェクト ● 単方向のChannel ● for-selectパターン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く