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思索は事件をキッカケに始まる。自分の書いたものを振り返ってみると、どうもそのようである。その事件とは、ミートホープに段ボール肉まん、白い恋人、比内地鶏…あれ、詐称事件ばかりではないか。そんな事件ばかり起きたヘンな年だったのかとも思うが、そんな事件にばかり反応する自分こそヘンなのではと思い直したりもする。 で、懲りもせず「船場吉兆」である。やはり詐称事件の一種なのではあるが、これまでの事件とは感触が違う。ミートホープや比内地鶏の事件には衝撃を覚えつつも、心の片側で「さもありなん」「どーせ氷山の一角だろ」という思いがあった。しかし、船場吉兆に関しては「まさかお前が」という驚きと失望感が強く、「やっぱりね」と単純に切り捨てることができないのである。 乱発が招いたもの 船場吉兆の母体に当たる吉兆は、かの湯木貞一氏が1930年に創業した高級料亭である。それから50年もの年月をかけてその名を高め、今日
『出版業界最底辺日記』(塩山芳明[著]・南陀楼綾繁[編]、筑摩書房)より。 【1990年11月×日 今絶賛発売中の、真弓大介センセ初の増刊号、『天国少女隊』で、すてぃる88に短編を描かせたのだが、出来上がった作品を見て今回は旧作を掲載、顔を描き直させ、他誌にまわすことに。 主人公の顔が、遊人センセのキャラに似ていたため。普段は”たかがエロ漫画”であり、ンなことはいちいち気にしないが、相手が遊人センセとあっちゃねえ。何しろこのセンセ、1年ほど前この世界のSなる無名なエロ漫画家と出版社に、著作権侵害だからとン百万円だかを請求する内容証明書を送りつけ、結局は何分の1かで手を打ったと噂される、コワ〜〜〜イ人だから。 『漫画なんて所詮は人真似。アイツだって昔はそうだったのに、バッカじゃねえの」「遊人て、『劇画ブッチャー』とか『劇画デカメロン』で、ついこの間まで描いてたヤロだろ? あの頃は池上遼一まが
January 2009 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 yomoyomo氏が翻訳した Aaron Swartz氏の 論考 The Goog Life:グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件 が話題になっている。 まだ スラッシュドットジャパンでの言及 をざっと見た程度でしかないのだけど多少書いておこうと思う。 Google本社施設は、俗に Googleplex と呼ばれている。その中の様子はたとえば Fun Manshion:Inside Google に掲載されている。 この様子を見て「まるで遊園地」「幼稚園のようだ」という感想を持った人も多いと思う。こんな社内の様子を、アメリカ人が見ても多くの人が同様な感想をもつに違いないのだが、
東京タワーは、地デジ放送を電波で発信しています。 その東京タワーにこいのぼりが付けられています。 こいのぼり 東京タワーに333匹なびく http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090407-00000002-maip-soci その数は東京タワーの高さにちなんで、333匹だとか。 すごい数のこいのぼりがタワーにつるされている風景は壮観で、 見る人を圧倒するそうです。 333メートルという高いタワーに、こいのぼりがずら~っとなびいている風景は、 想像しただけでも凄そうですもの。 端午の節句の翌日まで、東京タワーでなびくこいのぼりを見る事が出来るそうです。 私は東京に気軽に行ける距離の地域ではないので、 たぶん333匹の鯉のぼりを見る事は出来ないと思うのですが、 お近くの方は折角ですから観に行ってみるのも良いですね。 そういえばもうすぐ端午の節句ですね。 この
2007年01月09日07:45 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 図書館の費用対効果 図書館に関しては、以前「404 Blog Not Found:図書感は図書館で磨かれる」でも書いたのだが、最近また議論が活発になって来たようなので改めて。 私の場合、まさに以下の該当例だった。 うさたろう日記 はてな版。 話を戻す。たとえば、首都圏をはじめとする大都市圏のような文化的資本蓄積の豊かな地域であれば、必ずしも公共図書館に行かなくとも巨大な本屋はいくつもあるし、大きな博物館、美術館もあって、さまざまな文化に触れることができる。もちろん、入手できる文化というのは狭義の意味での文化に限らず、法律・経済・社会・科学技術をはじめとするさまざまな情報を含めたものである。しかしそういった文化資本の蓄積の非常に薄い地域では、そうした文化に触れる手段はきわめて限定される。そうした地域に住む住民は、そも
「ダ・カーポ」596号(マガジンハウス)の特集記事「私の生き方の原点・原則」のスタジオジブリ代表取締役社長・映画プロデューサーの鈴木敏夫さんへのインタビュー記事より。 【インタビュアー:宮崎駿監督との出会いはその徳間時代ですよね。 鈴木敏夫「ええ、アニメ誌『アニメージュ』の編集者時代です。創刊号で取材を依頼しました。16ページ書かせろ、と条件を出されて決裂(笑)。次に僕が宮さん(宮崎駿)の『ルパン三世 カリオストロの城』を取材しました。最初はチャラチャラした雑誌の取材を受けると自分がダメになる、と断られました(笑)。しかたがなく、帰ってくれ、と言われながらまる一日張り付いた。でも、何も話してくれない。2日目もダメ。3日目にやっと仲良くなって、それから29年毎日会っています。不思議な縁です。 ルパンの頃の宮さんは一般的知名度こそ低かったけれど、僕は才能を感じていたから、何度も特集しました。当
「九州スポーツ」2006年12月1日号の記事「ジャンプ653万部編集長・堀江信彦氏『マンガ編集人熱伝』」(構成・古川泰裕)より。 【「花の慶次」は、いろいろと思い出深いんだ。あれはちょうど連載担当がない時だったな、原(哲夫)君も「北斗――」が終わって何もしてなかったから、「次の連載何がいいかな」なんて考えながら神保町の三省堂にブラリと行ったんですよ。そしたら「男の中の男を見た」というポップがあって、偶然手に取ったのが隆慶一郎(1923-89)さんの「吉原御免状」だった。「おもしろいなあ、この先生に会いたいな」と思って、ツテをたどっていったら「今、病院にいる」と。僕は「人間ドックかな」ぐらいに思ってたんだけど、病院に会いに行ったら、点滴のスタンドを引っ張りながら来るご老人がいる。それが隆さんだった。ただ作品が面白いという思いだけで行ったから、年も病状も知らなかった。その時は「宮本武蔵のような
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
岡田斗司夫さんの仕事論『プチクリ』を軸に、 ふたりが話をしました。 「元祖オタク」「オタクの王様」と呼ばれる 岡田斗司夫さんの歩いてきた道と 糸井重里のここまでの道は、 似ているようで、違います。 タイプは違っていても、ふたりとも 「幸せを歌いたい」と思っている歌手のようだ、 というところが、なんだか同じです。 では、歌い手の登場です。 岡田斗司夫さん、糸井重里さん、 2曲つづけて‥‥いや、2曲こんがらがって、どうぞ。 岡田さんの『プチクリ』の次の展開としては、 できることなら、 「負け方」というのも知りたいですね。 バンドをやっている奴は無数にいるけど、 バンドやってうまくいかないけど気分がいい、 というコースがあることを ちゃんと書いてあったら、 正直だな、読みたいな、と思う。 「モデル」と呼ばれる職業の人でも、 チラシのモデル、 ファッションショーのモデル、 いっぱいいます。 チラシ
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