『オール讀物』9月号発売。 第139回の決定発表と、各選考委員の選評が掲載されている 『オール讀物』(特別定価940円)が発売されました。 全般的な内容は「第139回 選評の概要」にまとめましたので、 そちらをご参照ください。 おそらく、一人ずつの選評が、回を追うごとに長くなりすぎた反省でもあったか、 今回から、芥川賞も直木賞も、選評の原稿量がぐんと減ったんですが、 そんななかでも、“長い選評”にアイデンティティを求める井上ひさしさんだけ、 相変わらずのマイペース。 まるで『オール讀物』編集部の言うことなど、聞こうともしない傲然たる態度、 惚れ惚れします。 これからも、規定枚数なんてはなっから無視して、 どんどん書いてください。期待してます。 でも、ひさしさん。受賞作の『切羽へ』について、その肝腎の内容を、
湯浅 卓(ゆあさ たかし、1955年〈昭和30年〉11月24日 - )は、日本人のアメリカ合衆国弁護士(ニューヨーク州、ワシントンD.C.)、タレント、著述家。ホリプロ所属。Yahooコメントのオーサーであり「記事は重大だ」「○○とウォール街は見る」が決めゼリフ。兄はニッポン放送元アナウンサーの湯浅明。 経歴・人物像[編集] 東京都生まれ。港区立白金小学校、麻布中学校・高等学校を経て、1979年(昭和54年)東京大学法学部卒業[1]。1983年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) ロースクールにて LL.M.取得後、コロンビア・ロー・スクール、ハーバード・ロー・スクールに学ぶ。1984年、ニューヨーク州弁護士の資格を取得、1990年にはワシントンD.C.の弁護士資格を取得している。 米国弁護士[編集] ロックフェラー・センタービルの売却ではロックフェラー側の巨大代理人団の一員と
「いきいきクラブ」は、まだまだ活力のある高齢者、 さらに団塊の世代と言われる人々が加わり、長年培った知識と経験を生かし、 新しい夢と希望を持って保健並びに地域福祉の増進、子育て支援、農村の振興等の 諸活動を通じて、地域振興に寄与します。 去る5月11日「子育てごっこ」(1977年直木賞)の作者で知られる三好京三さんが奥州市前沢区の自宅で亡くなられました。 三好さんは入浴中に亡くなられたとのことです。享年76歳でした。 高齢者が入浴中、入浴後に亡くなるのは隠れた死因の一つで東京都の統計では交通事故死より多いのです。 若いときには問題にならないような入浴の仕方でも高齢者の体力には負担になるのです。 三好さんのご冥福をお祈りいたします。 そこで、家庭での入浴の心得をご紹介します。 ○脱衣所や浴室を暖めておく ○湯が汚れたら上がり湯をかける ○食後すぐの入浴、飲酒後の入浴はさける ○浴室は常に
『おちおち死んでられまへん〜斬られ役ハリウッドへ行く』(福本清三・小田豊二共著・集英社文庫)より。 (小田豊二さんの「文庫版あとがき」の一部です) 【福本さんは、昭和33年、中学を卒業すると、兵庫県の香住から京都に働きに出てきた。そして、何をするところかわからないまま、東映撮影所を紹介され、大部屋俳優になった。いや、大部屋俳優という仕事にありついたという方が正確かもしれない。だから、俳優になるつもりなど、米粒ほども思っていなかったのである。 以後、派手なパフォーマンスを一切拒み、50年にわたって、ただただ与えられた仕事を懸命にこなしてきた。「斬られ役」がその日、その日の「仕事」だったのである。 つまり、福本さんが若い頃から一番大切にしてきたのは、決して俳優として有名になることではなく、「生きていくこと」だったのだ。 どんな仕事でも、田舎から出てきた少年が自活できるまでになるには、時間がかか
卒論の話が続いてましたが、そろそろ新学期間近でもあることだし、新入生向けのエントリなぞ上げてみます。 ていうか、現2年次の学生さんから(特にアカデミックな内容にこだわらない)裏ゼミをやってほしいというお願いを受けましたので、こういうことを軸にやってみようかなと。 なので、新入生さんでなくても参考になるんでないかと思います。 6年前に学内の広報誌に寄せた文章です。 特集勉強法のすすめ 勉強とは何も講義やゼミに限ったものではありません。視野を広げ、ものの見方のレパートリーを増やすことすべてが「勉強」と言えるでしょう。その意味での勉強をちょっとおもしろくするコツのようなものを一つご紹介します。それは、月単位で自分なりの「特集」を組む、という方法です。 特集のテーマは何でもかまいません。子ども向けのSFマンガを60冊読むとか、70年代のハリウッド映画を30本観るとか、そういう目標を毎月決めます。こ
今日のル・モンド紙一面の一部と31ページ目全部が、3月6日に77歳にして亡くなったボードリアールに関する記述になっています。ポール・ヴィリリオのインタヴュー、また911後、ボードリアールがル・モンド紙に掲載した文章についての別記事も興味深い。ご紹介いたします。(ということでドヌーヴ記事紹介は後になりそうです) * ヴィリリオのインタヴューを訳してみました。あくまで私的な意訳ですが。 《彼は事実の敗北をかいま見ていた》 ポール・ヴィリリオ:エッセイストそしてユルバニスト ポール・ヴィリィオはジャン・ボードリアールに一番親しい友人たちの一人。ガリレ出版社で彼が編集する《L'espace critique/批評空間》に多くの哲学作品を発表している。 ジャン・ボードリアールのどんなイメージが印象に残っていますか? 最初に会ったとき、彼はアンリ・ルフェーブルとジャック・ラカンの間にいました。1960
絶対に何もありません。今すぐあきらめなさい。 後期授業の試験が終わり採点時期になると、卒業予定者(と言っても、あくまで「本人が」予定しているだけだが)が来て、「就職活動のため、あまり授業に出られなかった。先生の授業の単位がとれないと卒業できない。なんとかしてください。」と言ってくる。 もう関係者はすべて卒業しているはずなので、ここに書いても問題ないだろうから書くが、こうやって来る学生が言うことはいろいろで、そこにはそれなりの人生を感じさせるものがあるのです。 「就職が決まっているんです!!」 「それはオメデトウ!」 「卒業したら結婚することになっているんです・・・!!」 「それはホントにオメデトウ!!」 「・・・実はアタシ、子供が・・・!!」 「それはホントにホントにオメデトウ!!!」 そう言えば数年前には本人だけではなく、母親、さらに祖母までが一緒になって研究室を単位乞いしてまわっ
哲学的ゾンビ(てつがくてきゾンビ、英語: Philosophical zombie、略: p-zombie)とは、心の哲学で使われる言葉である。物理的化学的電気的反応としては、普通の人間と全く同じであるが、我々の意識にのぼってくる感覚意識やそれにともなう経験(クオリア)を全く持っていない人間と定義されている。 デイヴィッド・チャーマーズが1990年代にクオリアの説明に用いた思考実験であり心の哲学者たちの間で有名になった。 ホラー映画に出てくるゾンビと区別するために、現象ゾンビ(Phenomenal Zombie)とも呼ばれる。おもに性質二元論(または中立一元論)の立場から物理主義(または唯物論)の立場を攻撃する際に用いられる。ゾンビの概念を用いて物理主義を批判するこの論証のことをゾンビ論法(Zombie Argument)、または想像可能性論法(Conceivability Argumen
『たぶん最後の御挨拶』(東野圭吾著・文藝春秋)より。 (2002年の「年譜」の一部です) 【わからないといえば出版界の先行きだ。本当にもう本の売れない時代になった。不況の影響はもちろんあるだろう。書籍代というのは、真っ先に倹約するのが可能なものだからだ。図書館に行けば、ベストセラーだって無料で貸してくれる。レンタル業なんかも登場しつつある。どういう形にせよ、読書という文化が続いてくれればいいとは思う。しかし問題なのは、本を作り続けられるかどうか、ということだ。本を作るには費用がかかる。その費用を負担しているのは誰か。国は一銭も出してくれない。ではその金はどこから生み出されるか。じつはその費用を出しているのは、読者にほかならない。本を買うために読者が金を払う。その金を元に、出版社は新たな本を作るのだ。「読書のためにお金を出して本を買う」人がいなくなれば、新たな本はもう作られない。作家だって生
今日の東浩紀の授業 20分ほど遅刻 こんにちは 明後日位に引っ越す これは大変なことで授業とかやってる場合じゃない いろんなことがめちゃめちゃ 無理ですよね レポートのプリントは後で配る それはちゃんとやった パワポはファイルを忘れたので今日はなし ちゃんと授業はやります こういう職業なんで本がすごく多い 本棚に入っていない本が多い 変な本が多い 引越し業者に見られたらまずい エロ漫画家の友達とか多い 箱詰め大変 本の計画もいっぱい ゲラとか殺人的 髪も切りに行かなければいけない 去年の年末とかは暇だったのにどうしてこんなことに… 来週には復活している - 北田さんとの共著『東京から考える』がついに出ました 暇があったら買ってみてください どんな話が載っているかというと… 北京の古い町並みがどんどん縮小している しかし地下に古い北京の町並みのショッピング街ができている 日本では池袋のナンジ
January 2009 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 yomoyomo氏が翻訳した Aaron Swartz氏の 論考 The Goog Life:グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件 が話題になっている。 まだ スラッシュドットジャパンでの言及 をざっと見た程度でしかないのだけど多少書いておこうと思う。 Google本社施設は、俗に Googleplex と呼ばれている。その中の様子はたとえば Fun Manshion:Inside Google に掲載されている。 この様子を見て「まるで遊園地」「幼稚園のようだ」という感想を持った人も多いと思う。こんな社内の様子を、アメリカ人が見ても多くの人が同様な感想をもつに違いないのだが、
● ドストエフスキーのいる現代ロシア文学 望月哲男 目次 はじめに I ドストエフスキー受容の諸相――評論と文学研究から 1. 評論の事例から 2. 文学研究の事例から II ドストエフスキー文学の現代的展開 1. ドストエフスキー・テーマの変奏 a)現代の地下室人:Iu.マムレーエフ『ある個人主義者の手帳』(1986) b)ポスト全体主義の地下室:V.マカーニン『アンダーグラウンドあるいは現代の英雄』(1998) c)宗教と生命のテーマ:Ch.アイトマートフ『処刑台』(1986) d)ロシア論の文体:D.ガルコフスキー『果てしない袋小路』(1995/1997) 2. ドストエフスキー論のある現代文学 a)反ユダヤ主義批判:F.ゴーレンシテイン『ドストエフスキー論争』(1990) b)イデオロギー批判の反転:Iu.クワルディン『戦場はドストエフスキー』(1996) c)文学の呪縛:V.ピエ
『いつやるか? 今でしょ!』(林修著/宝島社)より。 (『東進ハイスクール』のカリスマ講師・林修さんが2012年に書かれた本の一部です) 【ずいぶん前に。高校の先生と現代文の指導について話していたときのことです。生徒の成績表を見ながら、あれこれ話していたのですが、そのとき妙なことに気づきました。 上位の生徒は「明子」、「良子」、「宏美」など普通に読める名前が圧倒的で、特に「子」がつく名前が多いのです。一方、下位になればなるほど「これなんと読むんですか?」と聞かなければならないような「難読」名が増えるのです。かなりの数のクラスがありましたが、すべてそうでした。 「こういう難しい名前の生徒の親は、クレームも多いんですよ」 高校の先生は、そうもおっしゃっていました。僕は、これは単なる偶然ではないと思っています。 親は自分の子どもが立派な人間になることを願って名前をつけます。あくまでも究極の目的は
2007年01月09日07:45 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 図書館の費用対効果 図書館に関しては、以前「404 Blog Not Found:図書感は図書館で磨かれる」でも書いたのだが、最近また議論が活発になって来たようなので改めて。 私の場合、まさに以下の該当例だった。 うさたろう日記 はてな版。 話を戻す。たとえば、首都圏をはじめとする大都市圏のような文化的資本蓄積の豊かな地域であれば、必ずしも公共図書館に行かなくとも巨大な本屋はいくつもあるし、大きな博物館、美術館もあって、さまざまな文化に触れることができる。もちろん、入手できる文化というのは狭義の意味での文化に限らず、法律・経済・社会・科学技術をはじめとするさまざまな情報を含めたものである。しかしそういった文化資本の蓄積の非常に薄い地域では、そうした文化に触れる手段はきわめて限定される。そうした地域に住む住民は、そも
「GetNavi」2007年1月号(学研)の付録「ザ★都道府県ワールド」のなかの「正解を知ってびっくりの都道府県データクイズ」より。 (紹介されているデータから、それがどこの県か当てるというクイズのなかのひとつです) 【Q13:ちまたにも”ご長寿”イメージが定着しているこの地。実際ここの女性の平均寿命は全国1位。意外にも男性の平均寿命は26位なのだが、65歳の平均余命は男女とも1位で、”老人が長生きできる”のは確かなようだ。 そんな長寿の国は南国でもあるわけで、平均気温と最低気温(昭和46年〜平成12年の平均)は、日本で1番高い。だが最高気温の平均は23位。つまり基本は暖かく、急激な気温の変化が少ない。 ちなみにここは小・中学校いずれの女性教師率も1位という、うらやましい(?)データもあるが、離婚率1位という恐ろしい事実もある。】 〜〜〜〜〜〜〜 さて、このデータにあてはまる県は、何県でし
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