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  • カール・R・ポパー『歴史主義の貧困』 塩川伸明読書ノート

    この古典的な著作(原著は一九五七年、邦訳は一九六一年)のことを私がはじめて知ったのは、あまり記憶が定かではないが、おそらく一九六〇年代の後半、私が大学に入って間もない頃だったと思う。どういう文章を読んでポパーのことを知ったのかも覚えていないが、ともかく何かの解説を読んで、ある程度関心を引かれ、何となく分かったような気になり、しかし敢えてそのものを読もうとは思わずに、うちすぎてしまった。 当時の私がこのを読もうと思わなかったのは、反撥のせいではない。と書くと、事後的な自己正当化の気味を帯びてしまうかもしれない。かつて反撥して読まなかったについて、後になって、実は大事な著作なのだと気づき、過去の自分の不明を押し隠すために、「昔から、別に反撥していたわけではない。ただ何となく読む機会がなかっただけだ」と言訳する、というような心理作用はよくあることだ。私は、できるだけそうした自己正当化はすま

    TBSK
    TBSK 2006/10/28
    2まで/「専らマルクス主義批判の書として読まれたが、実は社会科学方法論として読むべきだという」「そう読んだときに、賛同できる個所とそうでない個所が奇妙に混合しているというのが私の印象である」
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