東日本高速道路株式会社のプレスリリースによると、熊が通る道かと揶揄された道東道東側区間が延伸する。おそらく道内の国道で一番の難所だろう国道274号日勝峠を迂回し、トマムから十勝清水までが平易なルートで結ばれるメリットは非常に大きい。いらない高速道路と酷く報道されてきた道東道がようやく本来あるべき姿に近づくことになる。都市と都市を結ぶのが本来の高速道路だが、道東道東側区間にはこれまで大きな町は帯広市くらいしか無かった(しかも帯広を迂回していた)のだ。今回の開通で、ようやく、道東部を道央地区と結ぶ道に近づいたと言える。 開通区間の地図を見てみるとわかるのだが、日勝峠を通ることを放棄して狩勝峠の側へ逃げることで、霧と吹雪と急勾配の難所を避けている。特に急勾配はどんなに天気が良くても避けられず、故障車1台のおかげの大渋滞を見かけることもしばしばだった。帯広札幌間の最短所要時間はあまり縮まらないが、