人とロボットが協力して働く日がやってきた 工場でロボットが車を組み立てたり溶接したりする姿を、ニュース映像などで見たことがある方は多いと思います。そうした「産業用ロボット」が海外で作られるようになったのは1950年代頃。 その後、1970年代の高度成長期には、人手不足の解消策として、日本でも産業用ロボットが普及し始めます。 ……にも関わらず、令和の時代となった今も、日本の食品業界では人手不足が深刻な問題となっているのです。 そこで登場してきたのが「協働ロボット」と呼ばれる、人と一緒に働くロボット。 「ロボットなんて、前から大きい工場で人と一緒に動いていたでしょ。そういうロボットを小さい工場にも置けばいいのでは? 何をいまさら」と思う方もいるでしょうが、食品業界にはこの業界特有の問題があり、ロボットを置けば即解決……というわけにはいきません。 さらに、人と一緒に働く協働ロボットには、今までの