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『鮎川哲也探偵小説選』(論創社) かつては旺盛に執筆していた作家が、晩年パッタリと作品を発表しなくなり、進行中の長篇小説のタイトルだけがファンの間で囁かれるも、ついに作家の訃報によって完成の夢は断たれてしまう……という話はそう珍しいものではない。 有名なところでは、大長編となるはずだった『叶えられた祈り』の断章だけ残して世を去ったトルーマン・カポーティ。安部公房も自身の集大成と語る『飛ぶ男』をついに完成できなかったし、小松左京も晩年の大作『虚無回廊』を20年も中断したまま、再開することなく亡くなっている。 そして、本格ミステリの巨匠・鮎川哲也(1919~2002)にも、長く語り継がれる未完の遺作が存在した。『白樺荘事件』と題されたその作品は、東京創元社の書き下ろしシリーズ『鮎川哲也と13の謎』(1988~1989)の一冊として刊行が予告されながら、ついに出版に至らなかった作品である。80年
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