ブックマーク / jack4afric.exblog.jp (8)

  • 誰がLGBTトイレを必要としているのか | ジャックの談話室

    最近、LGBTトイレについての議論が巻き起こっています。 当にトイレで困っているのは誰かという実態を十分に把握することなく、LGBTトイレという言葉だけが一人歩きしている現状に多くの当事者が違和感を抱いたり、疑問を感じているのです。 LGBTと一口にいっても、レスビアンとゲイ、バイセクシュアルとトランスジェンダーでは抱えている問題がそれぞれ異なり、 トイレのような具体的な事柄については個別に対応すべきなのに、LGBT利権獲得を狙う活動家たちがLGBTという言葉を使用することに頑なにこだわるせいで、問題の質が見えにくくなっているのです。 先日、LGBT利権団体のひとつである虹色ダイバーシティがトイレメーカーと組んで「性的マイノリティとトイレフォーラム」なるイベントを開催したそうですが、 「性的マイノリティ」という言葉もLGBTと同様、曖昧な言葉で、現実にトイレで問題を抱えているのはTのト

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  • カンボジアで「性奴隷」をねつ造した人権活動家(2) | ジャックの談話室

    ソマリー・マムを創った男、ピエール・ルグロ 前回の記事 ソマリー・マムの嘘やねつ造を告発するニューズウィークの記事が出てだいぶ経ってから、彼女のフランス人の前夫、ピエール・ルグロがPRIというオンライン・ニュースサイトのインタビューを受けています。 Cambodia:Somaly Mam’s ex-husband speaks out このピエール・ルグロというフランス人は、「ソマリー・マムを創った男」と呼ばれているそうですが、彼は「性奴隷」だったソマリーを売春組織から救い、彼女と結婚して一緒にNGO団体AFESIPを立ち上げた人物です。 しかし、このインタビューの時点で、彼はすでにソマリーと離婚していて、AFESIPの活動からも手を引いています。 そのせいか、ソマリーとAFESIPの活動についてかなりあけすけに実情を語っています。 たとえば、ソマリーの娘が人身売買組織によって誘拐されたと

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  • カンボジアの孤児院ツーリズム | ジャックの談話室

    ティミル・ティミルというカンボジア在留邦人のブログで面白いドキュメンタリーフィルムを見つけたのでご紹介します。 この作品は、BRIDGES CAMBODIA INTERNATIONAL (BCI) というカンボジアのシェムリアップにある孤児院を取材したドキュメンタリーなのですが、カンボジアには多数の孤児院があるといいます。 それだけ孤児が多いということではなく、収容されている子供の内、両親ともに亡くした物の孤児は3割くらいで、残りの7割の子供は、少なくとも父親か母親のどちらかがいるそうです。 そのため、孤児院というよりは、児童養護施設といった方が正確なのですが、なぜ親が子供を孤児院に預けるかというと、「子供に教育を受けさせるため」という理由が一番多いそうです。 孤児院では無料で教育を受けられることから、子供の学費を払えない親は、子供を孤児院に入れて教育を受けさせるというのです。 カンボジ

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  • LGBTフレンドリー企業が日本で評価されない理由 | ジャックの談話室

    LGBTが働きやすい会社」として表彰された企業の代表たち 以前、LGBTフレンドリー企業を自称する会社で働いていた人から話を聞く機会がありました。 彼はその会社に就職するときの面接で、自分がホモであることは黙っていたそうですが、直属の女上司がネットで彼のことを調べて大学時代にゲイサークルに所属していたことを突き止め、 「今度、入ってくる人はゲイらしい」と社内で言いふらしたというのです。 彼は、その女上司に「業務とは関係のない個人のプライバシーに関する事柄を吹聴するのはやめてほしい」とやんわり頼んだそうですが、 「ウチはLGBTフレンドリーな会社だからいいじゃない。隠さずに行きましょうよ。その方があなたもラクでしょ?」 と開き直ったといいます。 その女上司が吹聴したおかげで、彼がホモであることは会社中に知れ渡り、オフィス内にあるカフェに飲み物などを買いに行くと、 全然知らない部署の人間がニ

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  • アフリカは中国の植民地になるか? | ジャックの談話室

    アディスアベバのライトレール 最近、アフリカ中国の存在感が増しています。 私が2015年12月に訪れたエチオピアでは、同年9月に中国企業の協力によって、首都のアディスアベバで、ブラックアフリカ初の都市型鉄道、アディスアベバ・ライトレールが開通しています。 2016年10月には、メンテナンス不足によって殆どの区間が使用不能になっていたアディスアベバとジブチを結ぶ、全長781kmのジプチ・エチオピア鉄道の大規模修復・電化工事が中国企業の手によって完成し、 これまで100パーセント道路輸送に頼っていたジブチ・アディス間の貨物輸送が鉄道を利用して行えるようになったそうです。 中国アフリカに建設した鉄道としては、1976年に開通したタンザニアの首都、ダルエスサラームとザンビアのカピリムポシを結ぶ、全長1860キロのタンザン鉄道が有名ですが、 2016年にはアンゴラのロビトとルアウを結ぶ全長134

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  • ゲイ・オリエンタリズム | ジャックの談話室

    2005年7月に、イランのアフガニスタン国境に近い町、マシャッドで少年2人が同性愛行為を行った罪で公開の絞首刑に処せられたという大変ショッキングなニュースが飛び込んできました。 また2001年にも、エジプトのナイル河に浮かぶ船上ディスコでパーティーを開いていたエジプト人のゲイのグループが逮捕されるという事件が起っています。 このような事件が起るたびに、欧米のゲイ団体は、イラン政府やエジプト政府を激しく非難するキャンペーンを展開しますが、 私自身は、死刑になったイランの少年を可哀そうに思い、逮捕されたエジプト人に同情はしても、欧米のゲイ団体に同調して、イラン政府やエジプト政府を声高に非難する気にはなれません。 過去に欧米列強がアラブ・イスラム圏でおこなってきたことを考えると、はたして西洋人(あたり前ですが、欧米のゲイ団体の主要メンバーは西洋人です)にイスラム教徒の「蛮行」をエラソーに批判する

  • 同性カップルが子供を持つということ(3) | ジャックの談話室

    同性カップルの子育てについては、異性カップルが育てるのと変わりないという意見はあっても、批判的な声はあまり聞かれません。 前回の記事で紹介したレスビアン・カップルに育てられた女性たちの証言は例外的なもので、同性カップルに育てられた大部分の子供たちは成人しても沈黙を守っているといいます。 同性愛者の親を傷つけたくないというのが、その主な理由だそうですが、それ以外にも、同性カップルの子育てについて否定的な発言をすると、 同性愛者コミュニティから激しい攻撃を受けて、社会的に抹殺されてしまうという現実が存在するからだといいます。 前回、紹介したブログ「苺畑より」では、同性カップルに育てられて辛い思いをしたと発言した男性が同性愛者たちから激しい攻撃を受けて職を失いかけた話がでてきます。 A Tale of Targeting by Robert O. Lopez https://www.firstt

    同性カップルが子供を持つということ(3) | ジャックの談話室
  • 同性カップルが子供を持つということ(2) | ジャックの談話室

    前回の記事:同性カップルが子供を持つということ(1) 同性カップルに育てられる子供たちは、当に幸せなんでしょうか? アメリカ在住の日人女性が書いている「苺畑より」というブログ(http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2015/05/gay_parents_are_not_good_for_c.html)で、 同性婚に反対する、同性カップルに育てられた子供たちの声がいくつか紹介されています。 最初に紹介されているのは、ケイティ・ファウストという女性がアンソニー・ケネディ最高裁判事に出した公開状です。 http://www.thepublicdiscourse.com/2015/02/14370 この公開状が発表されたのは2015年2月のことで、この時期、アメリカの連邦最高裁判所では、同性婚を合法化すべきかどうかの審議が行われていました。

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