ブックマーク / note.com/hirosetakao (3)

  • ワイフのこと|広瀬隆雄

    「キミに出会った日が、僕の人生で最もラッキーな日だったよ。」 このセリフを、機会あるごとに……(そうだなぁ、半年に一回くらいの頻度かな?)……ワイフに言う事にしています。 「まあ、嬉しい!」 ワイフの機嫌が、たちまち良くなります。魔法の呪文。 結婚して30年。 ワイフは、おっちょこちょいで、短気。家事は不得意です。だから夕飯の支度や掃除は僕がします。 「キミは、ただそこに居て、ビューティフルに佇んでいれば、それで十分!」 これが、魔法の呪文その2。 ワイフの精神年齢は、10歳くらいかもしれない。いまでも無数のクマのぬいぐるみを家じゅうに広げて、着せ替え人形あそびを、3時間くらい無心にやっています。 それから、部屋の模様替え。 これは完成したかと思えば、またすぐ気に入らなくなって、家具をあっちへ動かす、こっちへ動かすということを、毎日のようにやっています。 「キミの模様替えは、まるで毛沢東の

    ワイフのこと|広瀬隆雄
  • おとなが苦労話をするのは、それが楽しい思い出だから|広瀬隆雄

    おとなが苦労話をするのは、それが楽しい思い出だからです。 およそカネで買えるような享楽に、心の底から満足に浸れるようなものはありません。 そりゃ1日や1週間くらいなら、そういうことを楽しいと感じるかもしれません。でもモノを所有することから得られる満足は、持続しません。 たとえばアメリカではヨットを所有することは裕福層のひとつのゴールですが、「ヨットを保有していて嬉しい瞬間が2回ある。それはヨットを買った日と、それを売った日だ」と言われます。 ヨットを買った日、心がうきうきするのは当然ですが、そういう気持ちは、あっと言う間に薄れます。 一方、ヨットは維持にいろいろ手間や経費がかかります。つまり「お荷物」と化すのです。だから自分のヨットを転売できた日は、心の荷が下りて、うれしいというわけ。 最近流行の、「モノを買うから体験へ」というトレンドに関しても、同様のことが当てはまります。セレブなホテル

    おとなが苦労話をするのは、それが楽しい思い出だから|広瀬隆雄
  • 僕がシリコンバレーを引き払ったわけ|広瀬隆雄

    21年住んだサンフランシスコを引き払い、フロリダに転居しました。 いちおう、仕事のオフィスは未だ残してあります。 でも住居は引き払いました。 正確に言えば、僕が住んでいたのはサンフランシスコからゴールデンゲート橋を渡った対岸のマリン郡です。 ここは、シリコンバレーではありません。だから「ベイエリアを去った」という言い方の方が良いでしょう。 でも日人にベイエリアと言っても通じないと思うので、タイトルではシリコンバレーとしました。 なぜベイエリアを去ったのか? これには三つ理由があります。 1) 家族の事情 2) 仕事の事情 3) 新しいチャレンジ 順を追って説明します。 まず家族の事情ですが、僕とワイフの間には二人の息子がいます。 二人ともオトナになり、僕とワイフは、いわゆる「エンプティ・ネスター」になりました。 下の息子はロスアンゼルスの大学に通う四年生で、州内授業料の適用を受けるための

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