ブックマーク / pulmonary.exblog.jp (68)

  • 市中肺炎においてクラミドフィラは本当にコモンなのか? | 呼吸器内科医

    京都の感染症学会で発表されていたように記憶しています。足を運んだのでよく覚えています。 実臨床では、自信を持ってクラミドフィラ肺炎ですと言える人に遭遇しません。 Shingo Noguchi, et al. Frequency of detection of Chlamydophila pneumoniae using bronchoalveolar lavage fluid in patients with community-onset pneumonia Respiratory Investigation, DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.resinv.2017.08.003 背景: Chlamydophila pneumoniae(クラミドフィラ)は、下気道感染症の病原微生物であり、健康で若年の患者によくみられるとされている。しかしながら、病原体を

    市中肺炎においてクラミドフィラは本当にコモンなのか? | 呼吸器内科医
  • メタアナリシス;急性呼吸不全に対するネーザルハイフローは挿管率・死亡率に影響与えず | 呼吸器内科医

    ネーザルハイフローに死亡率の改善効果はなく、挿管率にも有意差はないという帰結は、他のメタアナリシスでも同様です(Crit Care Med. 2017 Apr;45(4):e449-e456.)。 ただ、CEHST誌のメタアナリシスでは挿管率は有意に減少させると報告されています(Chest. 2017 Apr;151(4):764-775. )。 「どの患者にどの場面で使用するか」によって変わってくるので、まだ答えは出ていないようにも思います。 Lin SM, et al. Does high-flow nasal cannula oxygen improve outcome in acute hypoxemic respiratory failure? A systematic review and meta-analysis. Respir Med. 2017 Oct;131:58-6

    メタアナリシス;急性呼吸不全に対するネーザルハイフローは挿管率・死亡率に影響与えず | 呼吸器内科医
  • サルコイドーシス診断におけるクライオバイオプシーの有用性 | 呼吸器内科医

    やはり気胸の頻度が高いですね。 Aragaki-Nakahodo AA, et al. The complimentary role of transbronchial lung cryobiopsy and endobronchial ultrasound fine needle aspiration in the diagnosis of sarcoidosis Respir Med. 2017 Oct;131:65-69. doi: 目的: 経気管支的肺クライオバイオプシー(TBLC)は、いろいろな間質性肺疾患(ILD)に有用とされる新しい手技である。非選択な集団に対して、TBLCをサルコイドーシスの診断に用いる有用性は不透明であり、気管支内超音波下針吸引(EBUS-FNA)の助けになるかもしれない。 方法: 単施設教育病院において、、3年の間にサルコイドーシスを疑われた36人でEB

    サルコイドーシス診断におけるクライオバイオプシーの有用性 | 呼吸器内科医
  • 気胸術後に対するPGAシート断端被覆の有用性 | 呼吸器内科医

    宮原 栄治ら. 若年者自然気胸の術後再発とその予防法の検討―PGAシートによる断端被覆の有用性― 日呼吸器外科学会雑誌Vol. 31 (2017) No. 6 p. 698-704 背景: 胸腔鏡下ブラ切除術の術後再発率は開胸術と比較し高率で若年者において顕著である. 方法: 再発予防のため切除断端・肺炎部を吸収性シート(酸化セルロース・ORCまたはポリグリコール酸・PGA)で被覆しその有効性を検討した.1986年から2015年まで施行した30歳未満の自然気胸初回手術397症例を,T群:腋窩開胸下肺縫縮術,V群:胸腔鏡下自動縫合器によるブラ切除術,O群・P群:胸腔鏡下ブラ切除およびORC(O群)・PGA(P群)によるブラ切除断端・肺尖部被覆,の4群に分けて術後再発率を検討した. 結果: T群(3.5%)に比較しV群(12.4%)は有意に高率であった.P群は1.2%でV群に比較し有意に低値

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  • 気管支鏡による気胸の頻度:クライオイオプシーは従来の10倍 | 呼吸器内科医

    気管支鏡による気胸の合併頻度は国地域や試験デザインによってさまざまですが、おおむね0.3~1.7%程度と考えられています1)-4)。そのため、患者さんに気管支鏡の説明を行う際は「気管支鏡によって100人に1人くらいは肺がしぼむことがある」と言っています。日の呼吸器診療に即したデータでは、経気管支肺生検を受けた患者さんの0.67%に気胸を合併すると報告されています5)。国外の報告よりは、やや少なめの印象です。 びまん性肺疾患の診断においてクライオバイオプシーが普及するようになると、この気胸の頻度はかなり上昇すると予想されます。過去のまとまった報告を参照すると、概ね10%に起こると考えてよさそうです6)-8)。つまり、少なくとも10倍の発症頻度ということになります。 CTガイド下生検より頻度は低いですが、頻度が1%程度だと思っていると足元をすくわれるので注意が必要ですね。また、クライオバイオ

  • メタアナリシス:肺血栓塞栓症予防のためのIVCフィルター | 呼吸器内科医

    IVCフィルターの永久留置については海外では長期的合併症が懸念されています。 Bikdeli B, et al. Inferior Vena Cava Filters to Prevent Pulmonary Embolism: Systematic Review and Meta-Analysis. J Am Coll Cardiol. 2017 Sep 26;70(13):1587-97. 背景: 下大静脈(IVC)フィルターは肺血栓塞栓症(PE)の予防に広く用いられている。しかしながら、その効果と安全性は長らく不確かである。 目的: IVCフィルターの効果と安全性に関するシステマティックレビューおよびメタアナリシスを立案した。 方法: PubMedなどの電子データベースから2016年10月3日まで、IVCフィルターのPE予防に関するランダム化比較試験あるいは前向き観察研究を抽出した。

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  • 癌患者における偶発的肺血栓塞栓症は外来治療が可能 | 呼吸器内科医

    低分子ヘパリンは日では肺血栓塞栓症に対して保険適用されません。 Hestia基準が満たされれば、外来でPE治療も可能かもしれませんが、日では一般的ではないですね(Am J Respir Crit Care Med. 2016 Oct 15;194(8):998-1006.)。 Banala SR, et al. Discharge or admit? Emergency department management of incidental pulmonary embolism in patients with cancer: a retrospective study. Int J Emerg Med. 2017 Dec;10(1):19. 背景: 入院と早期抗凝固療法は肺血栓塞栓症(PE)で救急部を受診した患者の標準的治療である。しかしながら、偶発的に発見されたPEの治療戦略は明ら

    癌患者における偶発的肺血栓塞栓症は外来治療が可能 | 呼吸器内科医
  • バレニクリン・ブプロピオンはニコチン置換療法と比べ心血管系イベントや抑うつ・自傷のリスクを上昇せず | 呼吸器内科医

    バレニクリン・ブプロピオンはニコチン置換療法と比べ心血管系イベントや抑うつ・自傷のリスクを上昇せず 2017年 10月 05日 禁煙外来の懸念が1つ払拭されそうですね。 Kotz D, et al. Cardiovascular and neuropsychiatric risks of varenicline and bupropion in smokers with chronic obstructive pulmonary disease. Thorax. 2017 Oct;72(10):905-911. 背景: バレニクリンとブプロピオンは、効果的な禁煙補助薬であるが、喫煙COPD患者における安全性には懸念がある。 目的: バレニクリンとブプロピオンが、喫煙COPD患者において心血管系および神経精神的な重篤な有害事象と関連しているかどうか調べること。 方法: 後ろ向きコホート研究に

    バレニクリン・ブプロピオンはニコチン置換療法と比べ心血管系イベントや抑うつ・自傷のリスクを上昇せず | 呼吸器内科医
  • 書籍の紹介:医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法 | 呼吸器内科医

    書籍の紹介:医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法 2017年 10月 06日 今日は書籍の紹介です。岩田健太郎先生が執筆された、「医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法」というです。 医学部受験や医師国家試験受験の具体的な勉強法を紹介している受験対策ではなく、勉強とは、学ぶとは、頭がよいとは、一体どういうことかを岩田節で切った斬新なです。 ソフトモヒカンみたいな頭ですが、こう見えて私も一応医学部出身ですから「頭がよい」と田舎の親戚からよく言われます。しかし、私は自分が頭の良い人間などとは生まれて一度も感じたことがありません。中学校時代はヤンチャしていましたし、医学部も推薦入試で面接合格したようなものです。そんなもんだから、医学部に入学して周囲の同級生の圧倒的知識量に腰を抜かしました。ひええ、これが医学部受験戦争を勝

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  • SUMMIT試験サブ解析:心血管系リスクの高いCOPD患者に対する吸入薬は安全 | 呼吸器内科医

    有名なコホートにおける、CVDリスクが高いCOPD患者のサブ解析です。 Brook RD, et al. Cardiovascular outcomes with an inhaled beta2-agonist/corticosteroid in patients with COPD at high cardiovascular risk. Heart. 2017 Oct;103(19):1536-1542. 目的: 心血管系疾患(CVD)およびCOPDはしばしば共存する。われわれは、COPDでCVDリスクが高い患者における吸入COPD治療がCVDアウトカムの効果を検証した。 方法: 多施設共同ランダム化二重盲検プラセボ対照試験であるSUMMIT試験の被験者である中等症COPD患者16485人を対象とした。治療中のCVDイベント複合(CVD死、心筋梗塞、脳卒中、不安定狭心症、一過性脳虚血

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  • IPFの咳嗽に対するeFlowネブライザークロモグリク酸の有効性 | 呼吸器内科医

    個人的にはサレド®がもう少し話題にならないのかなと思っています。 Surinder S Birring, et al. A novel formulation of inhaled sodium cromoglicate (PA101) in idiopathic pulmonary fibrosis and chronic cough: a randomised, double-blind, proof-of-concept, phase 2 trial Lancet Respiratory Medicine, DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S2213-2600(17)30310-7 背景: 咳嗽は特発性肺線維症(IPF)を消耗させる症状であり、治療が困難である。PA101はeFlowネブライザーを用いて吸入する新規クロモグリク酸ナトリウムで、過去の製剤と

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  • 線維性過敏性肺炎における努力性肺活量低下は予後不良因子 | 呼吸器内科医

    リサーチレターです。 Andrea Gimenez, et al. Change in FVC and survival in chronic fibrotic hypersensitivity pneumonitis Thorax, http://dx.doi.org/10.1136/thoraxjnl-2017-210035 概要: 線維性過敏性肺炎における努力性肺活量(FVC)10%以上の減少が死亡リスクを予測するかどうかはよく分かっていない。 方法: 112人の患者が組み込まれ、66人(59%)が外科的肺生検を受けて線維性過敏性肺炎と診断された。 結果: 診断から6~12ヶ月で10%以上の%FVC低下がみられた患者は有意に総死亡率が高かった(生存期間中央値53ヶ月、95%信頼区間37-69ヶ月 vs 139ヶ月、 95%信頼区間66-212ヶ月、p=0.007)。多変量解析において

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  • 慢性咳嗽の個人・コミュニティレベル・喫煙による差 | 呼吸器内科医

    慢性咳嗽の分野が好きなので、興味深く読めました。 Çolak Y, et al. Risk Factors for Chronic Cough Among 14,669 Individuals From the General Population. Chest. 2017 Sep;152(3):563-573. 背景: 一般集団での慢性咳嗽のリスク因子は体系的にはわかっていない。Copenhagenの一般集団コホートデータ14669人を用いて、個人・コミュニティレベルでの慢性咳嗽のリスク因子を検証した。 方法: 慢性咳嗽の重症度はLCQで評価した。個人レベルでは年齢補正オッズ比、コミュニティレベルでは人口寄与危険度を基に慢性咳嗽のリスク因子をランクした。 結果: 一般集団での慢性咳嗽の有病率は4%で、非喫煙者で3%、既喫煙者で4%、現喫煙者で8%だった。LCQ中央値は身体的ドメインで5.

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  • ニボルマブによる非典型的反応 | 呼吸器内科医

    Cristiano Rampinelli, et al. Lung Tissue Injury as Atypical Response to Nivolumab in NSCLC Am J Respir Crit Care Med. 2017 Sep 14. 概要: セカンドラインとしてニボルマブを投与された病期IVの非小細胞肺癌の男性。著明に腫瘍は縮小したが、腫瘍があった部位にブラ様のシルエットのみが残った。 異なる肺組織におけるPD-L2とRGMドメインファミリーB(RGMb)との関連性が示唆されるが、詳細は不明である(J Exp Med. 2014; 211:943–959.)。

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  • 鳥関連慢性過敏性肺炎では組織学的ばらつきがみられ、経時的にUIPパターンへ変化しうる | 呼吸器内科医

    鳥関連慢性過敏性肺炎では組織学的ばらつきがみられ、経時的にUIPパターンへ変化しうる 2017年 09月 26日 スペクトラムを持って色々な組織型が存在することが、この知見を裏付ける証左だと思います。 Ochi J, et al. Histological variability and consequences in chronic bird-related hypersensitivity pneumonitis. Respirology. 2017 Oct;22(7):1350-1356. 背景および目的: 鳥関連慢性過敏性肺炎(BRHP)の空間的および時間的な組織学的ばらつきについては詳しく評価されていない。この研究では、BRHPにおける空間的-時間的な組織学的ばらつきを調べた。 方法: 1992~2008年までに、外科的肺生検でBRHPと診断された患者52人が登録された。組織病理

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  • 肺胞蛋白症ではYKL-40が上昇し、高ければ疾患アウトカムが不良である | 呼吸器内科医

    YKL-40をコードする遺伝子CHI3L1は、プロモータ領域での-131C→G変異がYKL-40蛋白の増加および1秒量の悪化と相関しています(N Engl J Med. 2008 Apr 17;358(16):1682-91.)。 Bonella F, et al. Serum YKL-40 is a reliable biomarker for pulmonary alveolar proteinosis. Respirology. 2017 Oct;22(7):1371-1378. 背景および目的: 肺胞蛋白症(PAP)は肺胞を充満するまれな呼吸器疾患である。YKL-40はマクロファージや上皮細胞から産生されるキチナーゼ様タンパクで、間質性肺疾患の患者で上昇することがわかっている。キチナーゼはTh2細胞由来の炎症に対しても重要な役割を果たすことが知られており、喘息患者の組織においても過

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  • FDAでトリプル吸入製剤:トレレジー®エリプタ承認 | 呼吸器内科医

    FDAでトリプル吸入製剤であるトレレジー(Trelegy)®エリプタがCOPDに対して承認されました。これまでのエリプタ製剤は、ブレオ®→レルベア®、インクルーズ®→エンクラッセ®と微妙に日の商品名が変わっているので、トレレジー®ではないかもしれませんが・・・。 Chiesiのトリプル吸入療法の根拠となる臨床試験名のTRILOGYと似てしまっているのが気になります。 https://copdnewstoday.com/2017/09/20/fda-approves-triple-combo-known-as-trelegy-ellipta-as-a-maintenance-therapy-for-copd/

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  • INJOURNEY試験:IPFに対するニンテダニブとピルフェニドンの併用療法 | 呼吸器内科医

    副作用が問題なく、肺活量減少を明らかに抑制できるのであれば治療選択肢となるでしょう。マネジメント可能であると結論に書かれていますが、ちょっと忍容性については根拠が乏しいように思います。 Carlo Vancheri, et al. Nintedanib with Add-on Pirfenidone in Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Results of the INJOURNEY Trial AJRCCM, https://doi.org/10.1164/rccm.201706-1301OC 背景: ニンテダニブとピルフェニドンはIPFの進行を遅らせるが、疾患は進行し続けることは間違いない。これら2剤の併用に関してさらなる安全性と有効性のデータが求められている。 目的: 安全性、忍容性、薬学動態および探索的効果エンドポイントを調べるために、ピルフェニドン

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  • Cope針を用いた胸膜生検 | 呼吸器内科医

    ・手順 ①局所麻酔後、シャフト(外筒)+インナーシャフト(内筒)+トロッカーを組み合わせた状態で胸腔を穿刺する。胸腔に到達したかどうかは、トロッカーを抜いて胸水の流出を確認することで行う。ただし、シャフト(外筒)だけでシリンジにつないでも通常の胸腔穿刺と同様に胸水が返ってくるので、トロッカー自体にはあまり存在意義はない。 ②胸水の流出を確認したら、シャフト(外筒)からインナーシャフト(内筒)も抜き、外気胸にならないよう手で穴を抑えながら、スネア外筒+スネア内筒を挿入する。生検は、スネア外筒を用いて行う。 ③スネア外筒からスネア内筒を1~2cm程度抜いた状態でないと、スネア外筒の生検鉤が露出しないので(写真1)、生検はスネア内筒をわずかに引いた状態でおこなうことを覚えておく(写真2)。 ④シャフト(外筒)の先端が壁側胸膜ギリギリの胸腔にあるのが望ましいが、盲目的にこの位置を探すのは難しいため

    Cope針を用いた胸膜生検 | 呼吸器内科医
  • 結核性胸膜炎の診断に胸水中IL-27が有用 | 呼吸器内科医

    結核性胸膜炎には悩まされていますから、非常に有用な報告ですね。 Wen Wang, et al. Diagnostic accuracy of interleukin 27 for tuberculous pleural effusion: two prospective studies and one meta-analysis Thorax 2017;0:1–8. doi:10.1136/thoraxjnl-2016-209718 背景: 滲出性胸水の治療選択には正確な鑑別診断が肝要である。 目的: 結核性胸膜炎に対する胸水中インターロイキン27の診断精度を調べること。 方法: インターロイキン27濃度、インターフェロンγ、ADAが51人の結核性胸膜炎患者および103人の非結核性胸膜炎患者の胸水で測定した(北京コホート)。北京コホートとは別に、その後120人の武漢コホートでも同様の検査

    結核性胸膜炎の診断に胸水中IL-27が有用 | 呼吸器内科医