ブックマーク / tigerace1943.hatenadiary.jp (5)

  • ■ - TigerAceの不安倶楽部

    女流詩人でいえば、新川和江には、そうとうお世話になっているし、彼女の華やかな作品も大好きだ。しかし、ここに石垣りんという詩人がいたことを忘れてはならない。 およそ、10年前には、すでにこの世のひとではない。 中学校あたりの国語の教科書にも載っていたかも知れない。 彼女には「表札」というディープな代表作がある。 「表札」 自分の住むところには 自分で表札を出すにかぎる。 自分の寝泊りする場所に 他人がかけてくれる表札は いつもろくなことがない。 病院へ入院したら 病室の名札には石垣りん様と 様が付いた。 旅館に泊まっても 部屋の外に名前は出ないが やがて焼き場の鑵にはいると とじた扉の上に 石垣りん殿と札が下がるだろう そのとき私がこばめるのか? 様も 殿も 付いてはいけない、 自分の住む所には 自分の手で表札をかけるに限る。 精神の在り場所も ハタから表札をかけられてはならない 石垣りん

    ■ - TigerAceの不安倶楽部
  • ■ - TigerAceの不安倶楽部

    バラク・オバマ米大統領が、伊勢・志摩サミット後の今月27日に、現役大統領として、初めて、ヒロシマを訪問することが確実となった。原爆投下国のトップが、被爆地を訪れる意義は大きい。何らかの、式典は行われ、世界に向けて、大統領の核廃絶のメッセージが発信されるはずだ。うがった見方をすれば、演出的には満点だ。 ケリー国務長官が外相会議の際、被爆地を訪問し、献花し、大統領被爆地訪問の地固めをしていたが、アメリカ国内でも、大きな反発はおこらなかったこと、むしろ、フランスなどの海外メディアが好意的に報じていたことなどが後押ししたとみられる。(それよりもなによりも、ふたりのKの水面下での並々ならぬ努力が実を結んだということだ。ふたりのKとは、ケリー国務長官とキャロライン・ケネディ駐日大使だ)。 アメリカの大統領の任期は8年だが、最後の1年は次期大統領選びの指名候補争いがヒートアップするので、レームダック状態

    ■ - TigerAceの不安倶楽部
  • ■ - TigerAceの不安倶楽部

    この一枚のモノクロ写真が、実は、写真ではなく鉛筆画だったとは、にわかに信じがたい。きのう、ぼくも、TV番組で紹介されているのを観て、度肝を抜かれたひとりである。 この鉛筆画を描いたのは、富山県在住の自称・絵描きにならなかった中年サラリーマンさんで、自らも、ツイッターやYouTubeで、そのリアルすぎる製作過程を発信されている。 ちなみに、独学だそうである。 鉛筆画を描くひとは多いけれど、一流といわれるひとでも、どこか多少のほころびが見られるものだが、このひとは、見事に完コピに成功している。海外でも、高く評価されている。その精度は、天才というより、神に近い。 広瀬すず、有村架純、北川景子、新垣結衣、桐谷美玲などなど、多くの女優さんを手掛けられている。 最後に、ぼくからのリクエストを。 「次は、深田恭子さんを、描いてくださ~い!お願いしま~す!」。

    ■ - TigerAceの不安倶楽部
  • ■ - tigeraceの不安倶楽部

    2016 - 04 - 09 ■ (作家・ 宮輝 ) 「 パニック障害 」 は、以前は 「不安神経症」の症例の一部 として、認識されていた。 事実、ぼくも 「不安神経症」 と診断され、治療を受けてきた。 ぼくは、21歳の時、自宅の風呂場で何の前触れもなく「このまま、死んでしまうのではないか?発狂するのではないか?」という激烈な恐怖に襲われたのが、この病気との長きにわたるお付き合いの始まりである。この病気は、時と場所を選ばず、常に「また、発作に襲われるのではないか?」という「予期不安」に付きまとわれる。また、この筆舌に尽くしがたい不安感、恐怖感は、経験したものでなければ、わからない。恋人や、友人、家族にだって、わかってもらえない。 広場恐怖症 ともいって、目に映る、心に描くありとあらゆるものが、根拠のない不安と恐怖の対象になる、厄介極まる病気である。 日人の約5パーセントが発症している。

    ■ - tigeraceの不安倶楽部
  • ■ - tigeraceの不安倶楽部

    2016 - 02 - 25 ■ かつて、 コピーライター をやっていた。 入社してすぐに、 宣伝会議 コピーライター養成講座 で半年間、コピーライティングはもちろんのこと、広告業界のイロハを叩き込まれた。 当時、 糸井重里 (いとい・しげさと) が「不思議、大好き」というヒットコピーを生み出し、マスコミに露出し始めた頃で、にわかに広告業界が注目され始められた時期でもあった。 その後も 糸井重里 はヒットコピーを書いて、マスコミの寵児になってゆくが、ぼくは、 仲畑貴志 (なかはた・たかし) をリスペクトしていた。 その頃の、 仲畑貴志 の 気に入ったキャッチコピー を書き留めたメモが最近になって、古いブレザーのポケットの中から見つかった。 30年位前の、 鉛筆書きなので、正確に読み取れる中の一部のコピー を、ご紹介する。 「おしりだって、洗ってほしい」(TOTO) 「私は、あなたの、おかげ

    ■ - tigeraceの不安倶楽部
  • 1