ドイツに在住ながら、日本には必ず毎年帰国しているライターの雨宮紫苑さん。ドイツと日本の良い所と首をかしげるところを体感し、その経験をもとに『日本人とドイツ人、比べてみたらどっちもどっち』という新書も出している。 東京五輪も開幕となるとさらに外国人観光客を迎えることが重要になってくる今だからこそ、せっかくの日本の良さをきちんと出していきたいものだ。 雨宮さんは、そのためにも「ここがもっと良くなったらいいのに!」という思いを、外国に住みつつ日本で育ったからこそ感じることが多いという。今回は日本人の多くには「普通」の「やってはいけないこと」が、海外からの観光客に伝わっていないことについて、目の前で起きたトンデモな行動から検証した。 天龍寺の庭園や二条城前でタバコ…紅葉がはじまり、山々が色づく10月末の京都。わたしは、日本屈指の観光地である京都にいた。ここ数年、一時帰国するたびに毎年京都に行ってい
